句会を終えての感想
過去入賞発表一覧

十三夜チャット句会2004入賞作品
2004年10月26日

『十三夜チャット句会入賞発表@』
主宰/高橋信之 2004年10月28日(木) 1:4:27 削除・編集 スレッドの一覧・返信
【金賞】
★十三夜しんと眠れる山の村/池田多津子
山の村の十三夜らしさが「しんと眠れる」で感じ取れます。(高橋正子)

【銀賞】
★桶水の静かに溢るる十三夜/脇美代子
十三夜らしい句ですね。「静かに溢るる」が十三夜らしい、と思いました。(高橋信之)
桶水に古い日本の雰囲気があって、水も溢れて十三夜がしずかながらもつやつやとして感じられます。(高橋正子)

【銅賞】
★どんぐりを拾いに青き皿持ちて/碇 英一
心が弾んできますね。「青き皿持ちて」が気に入りました。(高橋信之)

『入賞発表A』
主宰/高橋信之 2004年10月28日(木) 1:2:32 削除・編集 スレッドの一覧・返信
[高橋信之特選]
★十三夜の夕べの雨の匂うなり/高橋正子
詩情があります。「十三夜」の落ち着いた詩情があります。下五の「匂う」で決まりました。(高橋信之)

★古城へは手の届く距離十三夜/野田ゆたか
古きものを身近に引き付けている。それがいい。季語「十三夜」の働きがいい。(高橋信之)

★穂薄のつややかな弧を幾重にも/臼井虹玉
日本画にあるような光景ですが、「つややかな」薄の穂がきれいですね。(高橋正子)
しっかりした句ですね。自然をよく観ていますね。(高橋信之)

★桶水の静かに溢るる十三夜/脇美代子
★どんぐりを拾いに青き皿持ちて/碇 英一

[高橋正子特選]
★仮縫いの大きめの衿冬隣/河 ひろこ
まだ出来上がっていない大き目の襟が、暖かそうですね。仮縫いである
不安定さに詩があります。(高橋正子)

★十三夜エスプレッソの香を高く/池田加代子
今夜のエスプレッソ。香りを高くしていい時間を過ごしたいですね。(高橋正子)

★秋冷は雨に濡れたる梢より/藤田洋子
秋冷が、視覚に捉えられていて、月のあかりさえ感じられます。(高橋正子)

★十三夜しんと眠れる山の村/池田多津子
★どんぐりを拾いに青き皿持ちて/碇 英一

『入賞発表B』
主宰/高橋信之 2004年10月28日(木) 1:0:10 削除・編集 スレッドの一覧・返信
【入選/20句】
★草の路行けば明るき草紅葉/おおにしひろし
草ばかりの道にも紅葉した草があって、歩くのが楽しくなります。「明るき草紅葉」がさりげなくやさしいですね。(高橋正子)

★炊き込みの香りの厨十三夜/河 ひろこ
十三夜らしからぬ十三夜ですが、いい生活がありますね。(高橋信之)

★被災地を照らし給えや十三夜/大給圭泉
素直な気持ちがいい。そこを読み取れば、充分である。(高橋信之)

★一葉にわが母を読む十三夜/安丸てつじ
明治生まれの私の母もそうでしたが、「十三夜」には、日本らしい詩情があります。しっとりした風情です。いい季節ですね。(高橋信之)

★カーテンを開けて夫呼ぶ十三夜/今村七栄
十三夜の月が見れて、だれかを呼びたい心境ですね。(高橋正子)
私も妻に呼ばれて「十三夜」を見上げました。くっきりとした後の月でした。(高橋信之)

★夫今宵島の友らと十三夜/祝恵子
島の友だちと楽しく過ごしている夫を思いやる暖かい気持ちが十三夜を美しいものにしていますね。(高橋正子)

★残業の子へ残し置く衣かつぎ/古田けいじ
親の思いがあたたかいですね。(高橋正子)

★雨の音静かに聞きて十三夜/堀佐夜子
十三夜も雨となりましたが、「静かに聞きて」の姿勢が、十三夜の気分とよくあっていますね。(高橋正子)

★虫の声絶えて今宵の十三夜/小西 宏
十三夜の少しかげりのある雰囲気がよく出ていますね。(高橋正子)

★秋燈に我を忘れる時のあり/藤田裕子
★帰宅時早き闇夜の冬隣/津村昭彦
★月透かし流れる雲の十三夜/矢部れい子
★手入れよき松を透かして十三夜/岩本康子
★菊の香にふと誘われて雨月かな渋谷洋介
★魂が導かれゆく十三夜/大山涼
★散り果つる桜紅葉をなさぬまま/山中啓輔
★鉄塔に赤き点滅秋深む/志賀たいじ
★軒を打つ雨もしとどに十三夜/篠木睦
★あの辺りか雨雲明し十三夜/澤井 渥
★金木犀散りて匂いの静まれる/吉田 晃

『選者詠』
主宰/高橋信之 2004年10月28日(木) 0:56:37 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■選者詠/高橋信之
★真っ二つに切られ林檎の香を放つ
真二つに切られた林檎の切り口、皮の赤さ、香りが一読して鮮やかに伝わります。(臼井虹玉)

★水澄んでその上を風吹きゆけり
★十三夜の池光らせて雨の降る

■選者詠/高橋正子
★十三夜の夕べの雨の匂うなり
格調とロマンの溢れる好きな句です。(おおにし ひろし)
秋の雨の匂いにはなんともいえない感傷をおぼえます。あれは何の匂いなんでしょうね。(池田加代子)
雨の匂いに心を動かされた感動がしっとりと伝わります。(臼井虹玉)
今日はずうっと雨。夕方雨があがりましたが、しっとりとした空気が満ちて、そう「雨の匂い」が満ちています。(池田多津子)
十三夜は雨でも艶やかなのですね。(今村七栄)
雨が降っては匂う十三夜、女性的な繊細な句で素敵です。(河 ひろこ)
秋の雨の匂いにはなんともいえない感傷をおぼえます。あれは何の匂いなんでしょうね。(池田加代子)

★十三夜という日の雨をもどりけり
なるほどこんな詠み方もあるのだと新鮮な気持ちで教えられました。(今村七栄)
十三夜の月が見えるはずの日ですのに、あいにくの雨でそれもかないません。先生の句に接し、その思いが慰められます。(小西 宏)

★ひよどりの雨の紅葉に鳴き籠もる
鳴き籠もるの表現を勉強させて貰いました。(堀佐夜子)

■お礼/高橋正子
野田ゆたかさん、司会、集計とありがとうございました。大勢のみなさんにご参加いただいて、いい十三夜の句会になりました。どうもありがとうございます。
今夜は月は無理かと思いましたが、投句の締め切り近くになって雨が上がってきれいな月が見られ、本当によかったです。みなさんのチャットも楽しく読ませていただきました。今回ご参加のみなさん、どうもありがとうございました。
拙句に大勢のかたから選をいただき、こんなこともあるのかと最高にうれしく思いました。どうもありがとうございました。

『十三夜チャット句会互選句の集計結果』
野田ゆたか 2004年10月28日(木) 0:5:22 削除・編集 スレッドの一覧・返信
【高点句】
10点 十三夜の夕べの雨の匂うなり/高橋正子 
 9点 桶水の静かに溢るる十三夜/脇 美代子
 9点 古城へは手の届く距離十三夜/野田ゆたか
 9点 秋冷は雨に濡れたる梢より/藤田洋子

【高点者】
18点 高橋正子
16点 野田ゆたか
11点 藤田洋子

『十三夜チャット句会全作品』
主宰/高橋信之 2004年10月27日(水) 23:55:53 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■全作品は、下記のアドレスをクリックしてご覧ください。

http://www.suien.ne.jp/0001/chat/13ya04z.htm