■盂蘭盆チャット句会2003■
(その2)

2003年8月12日(旧暦7月15日)
午後8時〜11時
水煙ネット

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入賞発表/高橋信之選

【金賞】
★流灯となりても行く方激しかり/金子孝道
流灯は静かに流れ行くものと思いがちですが、思えば、そんなに平
坦な水を流れて行くばかりではありませんね。波にもまれたり、海
へまで行けばどんなことになるのでしょう。そんな思いを抱かせて
くれる流灯です。(高橋正子)

【銀賞/2句】
★盆の海蒼を深めて広がれる/吉田 晃
盆の海の蒼が、神秘的に思える。(高橋正子)

★花を手に電車の親子盆まいり/祝恵子
電車に乗る親子の手に花があれば、お盆のお墓参りとわかる花です
が、お盆のいい光景ですね。親子の間に通う情も自然でいいですね
。(高橋正子)

【銅賞/3句】
★足袋白く干されて風に秋の色/山野きみ子
干された白足袋に吹く風が、はや秋めいて感じられるようになり、
はや秋となった少し侘びた気持が湧いてくるようですね。(高橋正
子)

★ひぐらしの鳴き継ぎ合える郷の山/碇 英一
こちらでひぐらしが鳴いたかと思うと、向こうでまた鳴き始め、「
鳴き継ぎ合える」ということなのですね。故郷の山にあれこれと思
いが巡ります。(高橋正子)

★亡父(ちと)も摘みし野の盆花を切りそろえ/霧野萬地郎
「野の盆花」を切りそろえる心境が、いいですね。(高橋正子)

【特選7句】
★水色を軒端に吊るす盆提灯/古田けいじ
軒端の盆提灯の水色は、御霊をむかえるやさしい色ですね。(高橋
正子)

★雨上がり揚羽真空に一直線/相沢野風村
揚羽蝶は、真っ直ぐに飛ぶことは、稀かも知れないが、一直線に空
へ向かって飛ぶことができるのは、雨上がりのすがすがしさがあっ
てのことと、感じられる。(高橋正子)

★盆の夜の父に良く似た吾の影/小峠静水
★盆燈籠青く回りて日を送る/池田多津子
★父の忌の茎たくましき女郎花/今井伊佐夫
★盆棚の真白き飯を盛り上げて/藤田洋子
★蜩の透き通らせて夕景色/多田有花 

【入選/11句】
★この年の火星を寄せて盆の月/野田ゆたか
盆の月を天体的に捉えて、赤い星、火星が身近に感じられます。
(高橋正子)

★灯明のゆらりと仏の帰り来る/山中啓輔
「ゆらり」に仏を迎える余裕がある。仏も「ゆらり」と帰ってくれ
れば、迎えるほうも嬉しい。(高橋正子)

★手土産のおはぎまん丸盆の膳/堀佐夜子
お盆のお膳に、おはぎが載っている親しさと温かさがいいですね。
(高橋正子)

★かなかなにすっきり高きくぬぎかな/碇 英一
★表札が形見となりし盆の月/河ひろこ
★割り箸の脚を踏まえて茄子の牛/都 久俊
★朝顔や露を転がし凛と咲く/能作靖雄 
★盆の月故里遠くなりにけり/安丸てつじ
★友送り終バス灯り盆の月/大給圭泉
★姉妹で湯上り冷ます盆の月/脇美代子
★車椅子軽き母のせ盆参り/守屋光雅 

互選集計結果/野田ゆたか       
 
【高点句】
 7点  車椅子軽き母のせ盆参り/守屋光雅
 5点  盆の夜の虫音のはやも鋭くなりぬ/高橋正子
 同   亡父も摘みし野の盆花を切りそろえ/霧野萬地郎
 同   盆が来て何かが終わりまた始まる/高橋信之
 同   秋蝉の今日あれば今日を鳴く/高橋信之

【高点者】
10点  高橋信之
 9点  霧野萬地郎 
 7点  守屋光雅

(互選者15人) 


盂蘭盆チャット句会を終わります。 投稿者:司会/高橋正子  投稿日: 8月12日(火)23時06分22秒

今日は、旧暦の7月15日、お盆で、盆の月が見れる予定でしたが、あいにくのお天気で、月が見えたところはなかったのではないかと思いますが、いかがでしたでしょうか。お盆の月はなくても、お盆の行事のあれこれが詠まれて、しみじみとしたいいお盆の句会となりました。このような日本の行事を句会の記録として残すことができましたことを、改めて素晴らしいことだと思いました。この句会に参加されたかただけでなく、多くの人に読んでいただきたいと思います。お盆の一時の貴重な時間を割いて、句会に参加してくださいましたことを、お礼申し上げます。互選、コメントをどうもありがとうございました。事前投句者10名、参加者15名で、計25名の方の参加となりました。これで、盂蘭盆チャット句会を終わります。今、松山では、薄く雲がかかっていますが、盆の月が出ています。それでは、おやすみなさい。

▼たった今の俳句
うす雲を透けて盆の月ひとつ/正子

なお、盂蘭盆チャット句会は、終了しましたので、お礼や伝言は、この掲示板に書き込まないでください。下記の掲示板に、お書き込みください。
http://kent.parks.jp/27/suien1/bbs.cgi


互選 投稿者:霧野萬地郎  投稿日: 8月12日(火)22時55分52秒

いささか、互選に遅れました。申し訳ありません。

夏盆の夜の父に良く似た吾の影 / 小峠静水
この年の火星を寄せて盆の月 / 野田ゆたか
ひぐらしの鳴き継ぎ合える郷の山 / 碇  英一
車椅子軽き母のせ盆参り / 守屋光雅
盆が来て何かが終わりまた始まる / 高橋信之


互選 投稿者:脇美代子  投稿日: 8月12日(火)22時11分28秒

盆の夜の虫音のはやも鋭くなりぬ   高橋正子
亡父も摘みし野の盆花を切りそろえ  霧野萬地郎
足袋白く干されて風に秋の色     山野きみ子
雨残る草のそよぎて盆の入り     藤田洋子
ひぐらしの鳴き継ぎ合える郷の山   碇 英一


互選 投稿者:大給圭泉  投稿日: 8月12日(火)22時10分49秒

花を手に電車の親子盆まいり  祝恵子
雨残る草のそよぎて盆の入り  藤田洋子
燭台の火影の揺れる盆の夜   吉田晃
盆の夜の虫音のはや鋭くなりぬ 高橋正子
秋蝉の今日あれば今日を鳴く 高橋信之


互選 投稿者:高橋信之  投稿日: 8月12日(火)22時06分02秒

花を手に電車の親子盆まいり/祝恵子
流灯となりても行く方激しかり/金子孝道
盆の海蒼を深めて広がれる/吉田 晃
水色を軒端に吊るす盆提灯/古田けいじ
盆燈籠青く回りて日を送る/池田多津子


互選 投稿者:古田けいじ  投稿日: 8月12日(火)22時03分44秒

盆の月故里遠くなりにけり / 安丸てつじ

姉妹で湯上り冷ます盆の月 / 脇美代子

ひぐらしの鳴き継ぎ合える郷の山 / 碇  英一

車椅子軽き母のせ盆参り / 守屋光雅

秋蝉の今日あれば今日を鳴く / 高橋信之


互選 投稿者:河ひろこ  投稿日: 8月12日(火)22時01分01秒

蜩の透き通らせて夕景色  有花
小雨降る線香煙る盆の寺  祝恵子
車椅子軽き母のせ盆参り  光雅
亡父も摘みし野の盆花切りそえる 萬地郎
秋蝉の今日あれば今日を鳴く   信之


互選 投稿者:高橋正子  投稿日: 8月12日(火)22時00分01秒

ひぐらしの鳴き継ぎ合える郷の山/碇 英一
足袋白く干されて風に秋の色/山野きみ子
亡父(ちと)も摘みし野の盆花を切りそろえ/霧野萬地郎
花を手に電車の親子盆まいり/祝恵子
流灯となりても行く方激しかり/金子孝道


互選 投稿者:多田有花  投稿日: 8月12日(火)21時59分15秒

秋の暮日の影いつか灯の影に / 金子孝道
盆棚の真白き飯を盛り上げて / 藤田洋子
手土産のおはぎまん丸盆の膳 / 堀佐夜子
ネクタイを締めつつ狭庭の秋を見る / 古田けいじ
草道にけものの骨や盆の月 / 小峠静水


互選 投稿者:金子孝道  投稿日: 8月12日(火)21時52分01秒

ヘルメット並んで置かれ盆休み/霧野萬地郎
盆の月故郷遠くなりにけり/安丸てつじ
盆が来て何かが終わりまた始まる/高橋信之
水色を軒端に吊るす盆提灯/古田けいじ
蜩の透き通らせて夕景色/多田有花


互選 投稿者:藤田洋子  投稿日: 8月12日(火)21時49分29秒

花を手に電車の親子盆まいり/祝恵子
車椅子軽き母のせ盆参り/守屋光雅
亡父(ちと)も摘みし野の盆花を切りそろえ/霧野萬地郎
御施餓鬼の寺広々と風抜ける/池田多津子
秋蝉の今日あれば今日を鳴く/高橋信之


互選 投稿者:祝恵子  投稿日: 8月12日(火)21時48分01秒

燭台の火影の揺れる盆の夜 / 吉田 晃
手土産のおはぎまん丸盆の膳 / 堀佐夜子
雨残る草のそよぎて盆の入り / 藤田洋子
車椅子軽き母のせ盆参り / 守屋光雅
盆が来て何かが終わりまた始まる / 高橋信之



互選 投稿者:山野きみ子  投稿日: 8月12日(火)21時44分41秒

盆が来て何かが終わりまた始まる  高橋信之
盆の夜の虫音のはやも鋭くなりぬ  高橋正子
盆用意終えて夜風のふと匂う    藤田洋子
盆の夜の父に良く似た吾の影    小峠静水
振り向かぬまま渚行く盆の月    霧野萬地郎


投句締切 投稿者:司会/高橋正子  投稿日: 8月12日(火)21時40分46秒

●投句を締め切ります。

●互選をお願いします。好きな句5句を選び、それらの句を10時までにお書き込みください。

●コメントは、10時30分までですので、ゆっくりお書き込みください。


互選 投稿者:碇  英一  投稿日: 8月12日(火)21時37分34秒

割り箸の脚を踏まえて茄子の牛 / 都久俊
盆の夜の虫音のはやも鋭くなりぬ / 高橋正子
亡父(ちと)も摘みし野の盆花を切りそろえ / 霧野萬地郎
整然と子のもろこしの食べ置かれ / 脇美代子
蜩の透き通らせて夕景色 / 多田有花


互選 投稿者:野田ゆたか  投稿日: 8月12日(火)21時35分15秒

ヘルメット並んで置かれ盆休み / 霧野萬地郎
車椅子軽き母のせ盆参り / 守屋光雅
手土産のおはぎまん丸盆の膳 / 堀佐夜子
盆が来て何かが終わりまた始まる / 高橋信之
盆の夜の虫音のはやも鋭くなりぬ / 高橋正子


コメント 投稿者:藤田洋子  投稿日: 8月12日(火)21時32分53秒

盆の月御巣鷹山の地を照らす  野風村
日航機事故のあの日からもう18年が立つのですね。盆の月が格別の感慨を
もって仰がれます。

盆の海蒼さ深めて広がれる  晃
広々と蒼さをたたえた盆の海、静寂さも漂います。

盆の月故里遠くなりにけり  てつじ
盆の月を仰ぎつつ故里への感慨がしみじみと伝わります。


互選 投稿者:堀佐夜子  投稿日: 8月12日(火)21時30分23秒

姉妹で湯上り冷ます盆の月/脇美代子
ヘルメット並んで置かれ盆休み/霧野萬地郎
車椅子軽き母のせ盆参り/ 守屋光雅
秋蝉の今日あれば今日を鳴く/高橋信之
蜩の透き通らせて夕景色/多田有花


コメント 投稿者:藤田洋子  投稿日: 8月12日(火)21時26分38秒

秋蝉の今日あれば今日を鳴く  信之
今日という日がある限り、今日を大事に生きる秋蝉の生命を感じさせてくれます。

蜩の透き通らせて夕景色  有花
夕空に沁み渡るような蜩の透明な鳴き声を感じます。


コメント 投稿者:山野きみ子  投稿日: 8月12日(火)21時22分36秒

盆が来て何かが終わりまた始まる / 高橋信之
大きく深みのある句、盂蘭盆の意味を考えさせられる句、人の越し方行く末までも思いを深める句だと思います。


コメント 投稿者:藤田洋子  投稿日: 8月12日(火)21時18分17秒

花を手に電車の親子盆まいり  恵子
盆まいりの電車内、花を持つ親子のほのぼのとした光景が感じられます。

足袋白く干されて風に秋の色  きみ子
足袋の白さが清々しく心地よい秋の風を感じさせてくれます。

姉妹で湯上り冷ます盆の月  美代子
久しぶりに故郷でしょうか。盆の月に姉妹のあたたかな情愛が流れます。


盆の月 投稿者:河ひろこ  投稿日: 8月12日(火)21時17分11秒

表札が形見となりし盆の月
子も巣立ち椅子の余りし盆の膳
盆僧は幼馴染やお茶すする


現在までの出句 投稿者:野田ゆたか  投稿日: 8月12日(火)21時16分23秒

盆の月御巣鷹山の地を照らす / 相沢野風村
雨上がり揚羽真空に一直線 / 相沢野風村
夏の川焼けし石底濡らしおり / 相沢野風村

割り箸の脚を踏まえて茄子の牛 / 都久俊
格子越鉦の音かなし盆の夜 / 都久俊
線香花火の火玉ちらちらして落つる / 都久俊

盆の海蒼を深めて広がれる / 吉田 晃
山峡の釣船草に風立ちぬ / 吉田 晃
燭台の火影の揺れる盆の夜 / 吉田 晃

水打ちつ墓石のぬくもり手に余る / 能作靖雄
盂蘭盆は大河の水もゆるやかに / 能作靖雄
朝顔や露を転がし凛と咲く / 能作靖雄

盆の月故里遠くなりにけり / 安丸てつじ
甲子園汗の笑顔に郷土(くに)訛り / 安丸てつじ
初秋のシカゴタップに子等励む / 安丸てつじ

同窓会温泉「ゆ」につかって盆の月 / 大給圭泉
友送り終バス灯り盆の月 / 大給圭泉
ベランダに陽の雫ごとプチトマト / 大給圭泉

幼子の逝きて見上げる盆の月 / 池田多津子
御施餓鬼の寺広々と風抜ける / 池田多津子
盆燈籠青く回りて日を送る / 池田多津子

盆の夜の父に良く似た吾の影 / 小峠静水
草道にけものの骨や盆の月 / 小峠静水
傘なくて出づれば秋を早む雨 / 小峠静水

灯明のゆらりと仏の帰り来る / 山中啓輔
遠からず我も往く身とおがら焚く / 山中啓輔
盆供膳お下がり目当てのものばかり / 山中啓輔

父の忌の茎たくましき女郎花 / 今井伊佐夫
盂蘭盆は父の命日徳偲ぶ / 今井伊佐夫
子に孫に灯明もあり盆料理 / 今井伊佐夫

盆の夜の虫音のはやも鋭くなりぬ / 高橋正子
麻殻の白さ帰省の店にあり / 高橋正子
朝の色まぎれなく得し朝顔紺 / 高橋正子

ヘルメット並んで置かれ盆休み / 霧野萬地郎
振り向かぬまま渚行く盆の月 / 霧野萬地郎
亡父(ちと)も摘みし野の盆花を切りそろえ / 霧野萬地郎

水色を軒端に吊るす盆提灯 / 古田けいじ
ほおづきは一番上まで熟れている / 古田けいじ
ネクタイを締めつつ狭庭の秋を見る / 古田けいじ

手土産のおはぎまん丸盆の膳 / 堀佐夜子
在りし日の母の逸話の秋扇 / 堀佐夜子
玉蜀黍ふたつチンとしまる齧り / 堀佐夜子

この年の火星を寄せて盆の月 / 野田ゆたか
盆の月一転濁る雲の影 / 野田ゆたか
しのび寄る気配の風は秋なりし / 野田ゆたか

姉妹で湯上り冷ます盆の月 / 脇美代子
千日紅飛び出し花束届きけり / 脇美代子
整然と子のもろこしの食べ置かれ / 脇美代子

盆の月父祖の地淡く包みたり / 山野きみ子
盆の月姉妹無音に遥かなる / 山野きみ子
足袋白く干されて風に秋の色 / 山野きみ子

夜を徹し祖先寄り来る盆踊り / 碇  英一
ひぐらしの鳴き継ぎ合える郷の山 / 碇  英一
かなかなにすっきり高きくぬぎかな / 碇  英一

盆用意終えて夜風のふと匂う / 藤田洋子
雨残る草のそよぎて盆の入り / 藤田洋子
盆棚の真白き飯を盛り上げて / 藤田洋子

車椅子軽き母のせ盆参り / 守屋光雅
盆花もセロハン包み道の駅 / 守屋光雅
仰いでもあるもの虫の闇ばかり / 守屋光雅

花を手に電車の親子盆まいり / 祝恵子
小雨降る線香煙る盆の寺 / 祝恵子
薬局の裏のほこらや夕化 / 祝恵子

盆の月高速道で見る羽目に / 金子孝道
流灯となりても行く方激しかり / 金子孝道
秋の暮日の影いつか灯の影に / 金子孝道

蜩の透き通らせて夕景色 / 多田有花
文月や座敷に夕陽の入りにけり / 多田有花
盆の月いつも何かを待っている / 多田有花

盆の朝机の脚の確かなる / 高橋信之
盆が来て何かが終わりまた始まる / 高橋信之
秋蝉の今日あれば今日を鳴く / 高橋信之
編集済


互選をお願いします。 投稿者:司会/高橋正子  投稿日: 8月12日(火)21時14分08秒

9時30分になりましたら、互選をお願いします。好きな句5句を選び、それらの句を10時までにお書き込みください。