[最優秀コメント]
高橋正子評
乞食の風をはらんで疾く土佐へ/渡部加奈子
この句の「乞食」は、ひょうひょうとしていますね。愛媛と高知の県境でしょうか。
「風をはらんで」が効いています。季感は、夏でしょうね。社会問題を直接的では
なくこのように提示することも。、作家のひとつの意思ですね。
移りすんで都わすれの傍らに/渡部加奈子
引越しをされたところが、すてきな場所のようですね。やさしい気持ちになりま
すね。都わすれは。
六月や獅子舞い来ると言う知らせ/堀佐夜子
遠くから、ご参加ありがとうございます。祭りが始まったのですね。楽しそうで
見にいきたいですね。獅子舞いは、それぞれのお宅を回ってくるのですか。
村祭笛や太鼓の音遠し/堀佐夜子
昔からの風習が残っているのですね。伝統を引き継ぐことは、大変ですが、楽
しいことでもありますね。伝統が守れるのは、都会だからとか、田舎だからだと
かいうことでは、ないようですね。
椎若葉色変えながら空にのび/目見田郁代
「空にのび」が、たかい空を希求して、よりいっそう、若葉の色がのびやかな
若みどりに感じられます。
紫陽花の暗き真昼にいきいきと/三浦絹子
「暗き真昼」は、すごいですね。紫陽花が、きらきら、いきいきしています。
見に行きたいですね。