過去入賞発表一覧

七夕チャット句会2004入賞作品
2004年8月7日

『七夕チャット句会入賞発表@』
主宰/高橋信之 2004年8月9日(月) 17:41:58 削除・編集 スレッドの一覧・返信
▼高橋信之選

【金賞】
★風の音をさせつつ運ぶ七夕竹/池田加代子
「風の音をさせつつ」のことばに、昔も今も変わらない七夕竹の良さを感じました。(藤田裕子)
いかにも七夕祭りを思わせる微笑ましさがいいと思います。(おおにしひろし)

【銀賞/2句】
★梶の葉の一と葉に平和を願いけり/志賀たいじ
七夕の日に、七枚の梶の葉に歌を書いて星にたむける風習があった。むかしの風習が「平和」の願いによって、今の生活に生き生きとした力を得た。「梶の葉」に「平和」である。強い生活感情である。(高橋信之)

★子ら追へど進路かへざる銀やんま/小西宏
「子ら」と「銀やんま」の世界は、自然であって、ほんとうの世界がある。大人の俗な世間とは違う。(高橋信之)

【銅賞/3句】
★嫁ぎし娘父ここにあり星祭/野田ゆたか
七夕の夜を仰ぎながら、嫁ぎし娘を思う父の深く大きな愛を感じます。(藤田洋子)
最近嫁がれたお嬢さんを思う心、「花嫁の父」を彷彿させる。(安丸てつじ)

★小さき竹伐って子と待つ星祭り/脇美代子
ほのぼのとした情景が浮かびます。(山野きみ子)
無垢な幼子とふれあう心あたたまるような七夕の夜を感じます。(藤田洋子)
子の背丈ほどの七夕竹、家族の願いが叶うように。(河ひろこ)

★七夕竹折鶴風に舞い遊び/河野齊
「七夕」と「折鶴」は、意外な取り合わせだが、誰もが願っている平和な生活に相応しい。そして、いい夢がある。(高橋信之)

▼高橋正子選

【金賞】
★風の音をさせつつ運ぶ七夕竹/池田加代子
七夕竹を運ぶと、笹の音がさらさらとしますが、それを「笹の音」としないで、「風の音」と捉えたところが、七夕竹らしく、空や風への思いが膨らみます。(高橋正子)

【銀賞/2句】
★小さき竹伐って子と待つ星祭り/脇美代子
小さな小さな星祭。星祭りの世界がほのぼのと描かれています。(高橋正子)

★今朝秋の雲宝輪に絡みつつ/山野きみ子
宝輪を行き過ぎる雲に、今朝秋となったさわやかさを見つけたすがすがしい気持ちが、確かなリズムで詠まれています。(高橋正子)

【銅賞/3句】
★朝顔の蕾ふくらむ夜が来し/野田ゆたか
朝顔の蕾が明日開こうとしてふくらむ夜が、露けく詠まれています。朝顔の蕾にみずみずしさがあります。(高橋正子)

★自転車の七夕飾りとすれ違う/池田多津子
今日は七夕。七夕飾りを自転車に乗せて、街に七夕の風情が振りまかれる。七夕飾りに思わぬところで出会った驚きが、気持ちを新鮮にしてくれます。(高橋正子)

★天の川見えざる街に住み慣れて/山中啓輔
星合の日も天の川は見えない。一晩中消えない街の明かり。その明かりで、あるいは、大気の汚染で天の川の見えない街に住む寂しさ。その思いを偽らず述べ、強かな都市市民の生きる様を感じます。

『七夕チャット句会入賞発表A』
主宰/高橋信之 2004年8月9日(月) 17:43:7 削除・編集 スレッドの一覧・返信
▼高橋信之・高橋正子選

【優秀T/10句】
★居間の窓七夕笹に開かるる/藤田洋子
窓を開けると笹の匂いと風の音。いっぱいに窓を開けたくなります。(池田多津子)

★天の川遠き潮路に流れ落つ/おおにしひろし
海に流れ落ちた天の川は、やがて大地を流れる川になると想像させていただき、壮大さにうっとりました。(池田加代子)

★あのころは川に流せし七夕竹/多田有花
そうですよね、今は公害とかで寂しいですよ。(津村昭彦)

★抱きあげる嬰も届きし七夕笹/河ひろこ
嬰児に「元気で大きくなれ」とお母さんは(又は、おばあさん)願を書かれたのでしょうね。(祝恵子)

★立秋の空にポプラの高く騒ぐ/吉田晃
★遠き日の川原に飾りし七夕竹/藤田裕子
★七夕や旅の荷届きほどきおり/祝恵子
★短冊のなき笹揺れて星二つ/矢部れい子
★少女鳴らすビードロペコペコさやかなり/おおにしひろし
★秋立てど百日紅の紅盛り/河野齊

【優秀U/11】
★願いとはかなわぬものと星祭/多田有花
他愛ないまま事遊びとは知りながら、何か願い事をして見たい。女性らしい素直さが好い。(安丸てつじ)

★野を行けば秋の初風歌となる/安丸てつじ
「初風歌となる」なんだかロマンチックですね。(祝恵子)

★退院の知らせもらいし今朝の秋/今村七栄
おめでとう御座います、記念の句会になりましたね。(津村昭彦)

★幾百の夜を越え来て星の合う/臼井虹玉
年に一度の星合の切ない深い思いが響きます。(山野きみ子)

★高層ビル向こうに見えてアキアカネ/古田けいじ
★七夕や雀の宿に竹伐りに/今村七栄
★夫婦星見ようと早めの夕ご飯/堀佐夜子
★七夕は響く太鼓や踊りの輪/津村昭彦
★打水に散り散り宿る日の欠片/山野きみ子
★夫婦星見ようと早めの夕ご飯/堀佐夜子
★七夕は響く太鼓や踊りの輪/津村昭彦

※入選句に追加・訂正がありますので、ご確認ください。

『七夕チャット句会選者詠』
主宰/高橋信之 2004年8月9日(月) 10:56:15 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■選者詠/高橋信之
★七夕笹の色をひらひら楽します
★七夕の空の曇るもその深さ
★立秋の風吹き過ぎて池青し

■選者詠/高橋正子
★七夕笹青き匂いを星に上げ
願いとともに、青き匂いまで星に届くような清々しい七夕笹です。(藤田洋子)
星と人をつなぐ七夕笹の青い匂い、清冽な調べがある。(安丸てつじ)
七夕の夜、夜空と繋がっている七夕笹からは、その匂いも星に届くのですね。(池田加代子)
「青き思いを空に上げ」が好きです。思いを空に上げてしまって笹は枯れていくのかな、なんて思いました。(池田多津子)
笹の青い匂いに満ちた星空、笹も揺らいで綺麗です。(河ひろこ)

★山も木も暮れて黒々星祭
8月7日の夜の状景がアリアリと浮かんできます。1つ1つの生きた言葉に感銘いたしました。(藤田裕子)
こちらは雷や雨で何回も外を見ました。(祝恵子)

★七夕笹の小さきものを担ぎ来る

『七夕チャット句会互選句の集計結果』
司会/野田ゆたか 2004年8月9日(月) 5:14:22 削除・編集 スレッドの一覧・返信
【互選高点句】
6点 七夕笹青き匂いを星に上げ / 高橋正子
6点 風の音をさせつつ運ぶ七夕竹 / 池田加代子
5点 自転車の七夕飾りとすれ違う / 池田多津子

【互選高点者】
9点 高橋正子
7点 池田加代子
5点 池田多津子

『七夕チャット句会全作品』
主宰/高橋信之 2004年8月9日(月) 5:9:30 削除・編集 スレッドの一覧・返信
■全作品は、下記のアドレスをクリックしてご覧ください。

http://www.suien.net/chat/tnbt2004z.htm