▼句会記録
■お月見チャット句会2003■
A入賞発表・投句互選一覧
2003年9月11日/旧暦8月15日(十五夜)
午後8時〜11時30分
水煙ネット事務局
入賞発表/高橋信之選 【金賞】 ★灯を消してて良夜の全てリビングに/山崎美笑 八王子は、うらやましいくらいのきれいな月ですね。「良夜の全てリビングに」は、素晴らしいですね。お宅にお邪魔して、月を楽しませていただいている気分です。(高橋正子) 【銀賞】 ★桔梗(きちこう)の明るき青を食卓に/安丸てつじ 桔梗の明るい青を好まれるセンスのよさがあって、句が軽くさりげないのがいいですね。桔梗のある食卓が、品があって清潔です。「きちこう」と読む音(おん)も効果的。(高橋正子) 【銅賞】 ★木の影を生みて良夜の石の階/山野きみ子 明るい月の光が、石段に差して木の影をくっきりと生んでいます。月世界の晴れやかな明るさ、清らかさに浸れる句ですね。(高橋正子) 【優秀3句】 ★ただいまと良夜の扉開けて入る/藤田洋子 ★手の届く秋草集め飾る窓/平田 弘 ★十五夜を見んと海を背に待ちにけり/河ひろこ 【佳作7句】 ★月の出を待つ恍惚と不安あり/加納淑子 ★あかず観る久方ぶりの満月/平田弘 ★やすらぎは夫と仰ぎし今日の月/平野あや子 ★良夜にて刻を動かす砂時計/小峠静水 ★満月に生れるものと失せるもの/相沢野風村 ★カナブンが良夜の空へ飛び立った/野仁志水音 ★雲青く満月新たに昇りつつ/山野きみ子 【選者詠】 ★さわやかに今日の暮らしの灯を点す/高橋信之 ★高からず満月照れば野が広し/高橋正子
互選一覧/互選者20名 河ひろこ 灯を消して良夜の全てリビングに 美笑 鎮魂の調べ流るる街無月 てつじ カナブンが良夜の空へ飛び立った 水音 化粧落とす鏡に出でし望の月 あや子 米研ぎぬ十五夜ののぼる前 正子 石井信雄 どの木々もしずかに膨らみ月を待つ 高橋正子 灯を消して月の光を部屋に呼ぶ 都久 俊 木の影を生みて良夜の石の階 山野きみ子 ただいまと良夜の扉開けて入る 藤田洋子 薄雲を金に染めつつ月高く 池田多津子 祝恵子 十五夜の夜へゆっくりと刻動く/高橋信之 十五夜を見んと海を背に待ちにけり/河ひろこ どの木々もしずかに膨らみ月を待つ/高橋正子 病む母もおだやかに良夜過ごしおり/大給圭泉 座に着けば下戸にも注がる良夜かな/ 野田ゆたか 多田有花 (NYテロ2周年コンサート・イン・コーベ) 鎮魂の調べ流るる十五夜に てつじ 十五夜のものみな影の美しき 洋子 灯を消して月の光を部屋に呼ぶ 久俊 どの木々もしずかに膨らみ月を待つ 正子先生 座に着けば下戸にも注がる良夜かな ゆたか 今井伊佐夫 縁台に二つ影ある良夜かな /石井信雄 薄雲を金に染めつつ月高く /池田多津子 巫女の舞う優雅な一夜月の宴 /芳林淳子 十五夜のものみな影の美しき /藤田洋子 どの木々もしずかに膨らみ月を待つ /高橋正子 大給圭泉 十五夜の夜へゆっくりと刻動く 高橋信之 どの樹々も静かに膨らみ月を待つ 高橋正子 座に着けば下戸にも注がる良夜かな 野田ゆたか 十五夜のものみな影の美しき 藤田洋子 十五夜の雲の厚さにしみじみと 能作靖雄 霧野萬地郎 ただいまと良夜の扉開けて入る 洋子 満月を昇らせ夜空青あおと 信之 摩天楼テロの記憶の月今宵 淳子 十五夜の万物を打つ雨の音 英一 木の影を生みて良夜の石の階 きみ子 金子孝道 座に着けば下戸にも注がる良夜かな 野田ゆたか 面影は八重歯に残る花芙蓉 平野あや子 木の影を生みて良夜の石の階 山野きみ子 薄雲を金に染めつつ月高く 池田多津子 高からず満月照れば野が広し 高橋正子 藤田洋子 どの木々もしずかに膨らみ月を待つ/正子 十五夜の卓に野の花揺れている/多津子 木の影を生みて良夜の石の階/きみ子 さわやかに今日の暮らしの灯を点す/信之 鎮魂の調べ流るる十五夜に/てつじ 山野きみ子 満月を昇らせ夜空青あおと 信之 病む母もおだやかに良夜過ごしおり 圭泉 灯を消して月の光を部屋に呼ぶ 久俊 十五夜を見んと海を背に待ちにけり ひろこ どの木々もしずかに膨らみ月を待つ 正子 池田多津子 十五夜の風流れゆく川ありて 藤田洋子 どの木々もしずかに膨らみ月を待つ 高橋正子 鎮魂の調べ流るる十五夜に 安丸てつじ 満月の雲なき空の円さかな 加納淑子 縁台の澄んで聞こゆる虫の声 今井伊佐夫 高橋正子 灯を消してて良夜の全てリビングに 山崎美笑 桔梗(きちこう)の明るき青を食卓に 安丸てつじ 木の影を生みて良夜の石の階 山野きみ子 さわやかに今日の暮らしの灯を点す 高橋信之 手の届く秋草集め飾る窓 平田 弘 高橋信之 灯を消してて良夜の全てリビングに/山崎美笑 高からず満月照れば野が広し/高橋正子 木の影を生みて良夜の石の階/山野きみ子 桔梗(きちこう)の明るき青を食卓に/安丸てつじ ただいまと良夜の扉開けて入る/藤田洋子 野田 灯を消してて良夜の全てリビングに 手作りの団子まん丸月今宵 どの木々もしずかに膨らみ月を待つ 月見団子蝋燭の灯に行儀よく 木の影を生みて良夜の石の階 野仁志水音 どの樹々も静かに膨らみ月を待つ 高橋正子 病む母もおだやかに良夜過ごしおり 大給圭泉 灯を消して良夜のすべてリビングに 山崎美笑 干すシャツの首のあたりに今日の月 都久俊 十五夜を守りつづけよ夜の雲 平田弘 加納淑子 病む母もおだやかに良夜過ごしおり/大給圭泉 木の影を生みて良夜の石の階/山野きみ子 満月を昇らせ夜空青あおと/高橋信之 十五夜のものみな影の美しき/藤田洋子 どの木々もしずかに膨らみ月を待つ/高橋正子 相沢 野風村 手の届く秋草集め飾る窓 / 平田 弘 座に着けば下戸にも注がる良夜かな / 野田ゆたか どの木々もしずかに膨らみ月を待つ / 高橋正子 病む母もおだやかに良夜過ごしおり / 大給圭泉 木の影を生みて良夜の石の階 / 山野きみ子 安丸てつじ 月ひとつ見下ろす街の千の燈 きみ子 絵手紙のうさぎ餅搗く良夜かな 佐夜子 座に着けば下戸にも注がる良夜かな ゆたか 摩天楼テロの記憶の月今宵 淳子 ただいまと良夜の扉開けて入る 洋子 碇 英一 今日の日のペンが無月を深追いす/野田ゆたか 灯を消して良夜の全てリビングに/山崎美笑 雲青く満月新たに昇りつつ/山野きみ子 鎮魂の調べ流るる街無月/安丸てつじ 十五夜の卓に野の草揺れている/池田多津子 堀佐夜子 どの木々もしずかに膨らみ月を待つ /高橋正子 座に着けば下戸にも注がる良夜かな /野田ゆたか 稲光雄大雲の立ち上がる /碇英一 雲間よりうっすら見えたり望の月 /河ひろこ 桔梗(きちこう)の明るき青を食卓に /安丸てつじ
投句一覧/投句者30名多田有花 今雲を出しばかりの月今宵 雲照らし芋名月は空渡る 名月の光にたっぷりと濡れる 霧野萬地郎 名月を背に駈け帰る句会とて ビル街の月見団子に味はなし 大窓の開け放たれて良夜かな 今井伊佐夫 しきたりは生家ゆずりの良夜かな 満月の在りかを明かす雲の色 縁台の澄んで聞こゆる虫の声 加納淑子 月の出を待つ恍惚と不安あり 満月の雲なき空の円さかな 月光の音か昂る胸の内 石井信雄 縁台に二つ影ある良夜かな 月明かりほのかに白し鬼瓦 蜘蛛の糸切れたるままの木戸開く 金子孝道 十五夜の兎も寝たか雲かかり 満月のとっぷりつかる河口堰 湯上りの秋風鈴に風余り 芳林淳子 にわか雨雲のヴェールに隠る月 大三輪の野点華やぐ良夜かな 捨て船の繋ぐ岸辺の水澄めり 池田多津子 十五夜の卓に野の草揺れている 薄雲を金に染めつつ月高く 名月の夜道を風に吹かれゆく 藤田洋子 十五夜のものみな影の美しき 十五夜の風流れゆく川ありて ただいまと良夜の扉開けて入る 太田淳子 灯を消せば夕べの良夜蘇える 群雲に星を数えて月の暈 摩天楼テロの記憶の月今宵 碇 英一 十五夜の万物を打つ雨の音 無月なお山の端全き有馬山 稲光雄大雲の立ち上がる 安丸てつじ (NYテロ2周年コンサート・イン・コーベ) 鎮魂の調べ流るる十五夜に ヴィーナスの月とマースのパントマイム 桔梗(きちこう)の明るき青を食卓に 大給圭泉 病む母もおだやかに良夜過ごしおり すみだ川橋くぐる舟月さやか 高速道果てを隠して霧流る 野仁志水音 カナブンが良夜の空へ飛び立った 満月の丸さのように良い日となる 懐かしい匂いの窓へ秋日差す 山野きみ子 雲青く満月新たに昇りつつ 木の影を生みて良夜の石の階 月ひとつ見下ろす街の千の燈 河ひろこ 十五夜を見んと海を背に待ちにけり 階段を上ってもやはり無月かな 雲間よりうっすら見えたり望の月 都久俊 干すシャツの首のあたりに今日の月 灯を消して月の光を部屋に呼ぶ 架橋(はし)に灯がついている無月かな 平野あや子 やすらぎは夫と仰ぎし今日の月 化粧落とす鏡に出でし望の月 面影は八重歯に残る花芙蓉 相沢 野風村 満月に生れるものと失せるもの 淡き闇雲水平に無月かな 花芒きままな風に揺れ流る 祝恵子 熱下がり食卓囲む良夜かな フムフムと雲に透けたる月仰ぐ 古里の歌口ずさむ稔る稲 堀佐夜子 絵手紙のうさぎ餅搗く良夜かな 月白に雲湧き出でて祈るのみ 月見団子蝋燭の灯に行儀よく 能作靖雄 十五夜の雲の厚さにしみじみと あれこれと月見句会の無月かな 宮古島二百十日の荒れ模様 高橋正子 米研ぎぬ十五夜月ののぼる前 どの木々もしずかに膨らみ月を待つ 高からず満月照れば野が広し 山崎美笑 灯を消してて良夜の全てリビングに 手作りの団子まん丸月今宵 宵の秋今の幸せ過去は過去 高橋信之 さわやかに今日の暮らしの灯を点す 十五夜の夜へゆっくりと刻動く 満月を昇らせ夜空青あおと 野田ゆたか 座に着けば下戸にも注がる良夜かな 今日の日のペンが無月を深追いす 推敲の月清くして濁り得ず 津村昭彦 十五夜や園児は父母と祝いしつ 妻の声指差す雲間月い出し 還暦を名月重ね仰ぎ見し 小峠静水 胡麻殻を炊いて音聴く望の月 良夜にて刻を動かす砂時計 月影を掃き寄せておる竹箒 平田 弘 十五夜を守り続けよ夜の雲 あかず観る久方ぶりの満月 手の届く秋草集め飾る窓 山中啓輔 十五夜も雲募り来る午後の五時 厠に起き西におぼろの小望月 菊酒を病失せろと飲み干せり