●入賞作品
【金賞】
清白(すずしろ)の大きく育つ名札より/霧野萬地郎
【銀賞】
水鳥の群れいる辺り眩しかり/池田加代子
【銅賞】
影に来て風に会いけり落椿/脇美代子
【特選】
固き地に日の低くあり臥龍梅/山野きみ子
水仙の傾ぎ光をこぼしけり/脇美代子
草庵の障子清しく開け放たれ/臼井虹玉
炉明かりに通され句座の輪の中に/脇美代子
【入選】
人日や屋根葺く男たちの黙(もだ)/加納淑子
新年の空の眩しさ窓を貫く/高橋句美子
枯蓮に翡翠の来て瑠璃落ちぬ/小西宏
茅葺の厚みの下や旅の春/池田加代子
誰も居ぬ障子真白に水明かり/池田加代子
真っ直ぐと梅の花びら土の上へ/高橋句美子
冬日さす合唱屋根家火の匂い/加納淑子
枯れ蓮の残る池畔に鷺舞いぬ/原順子
水仙の香りの小道をとことこと/久保越子
寒椿青き葉陰に艶めきて/大山涼
寒暁の成田空港降り立ちぬ/渋谷洋介
外される輪飾の羊歯の反り返り/藤田荘二
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