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●入賞作品
【金賞】
★風の色水の色見せ扇店/池田加代子
加代子さん独自のいい感覚を見せていただきました。「扇」が効き
ましたね。はっとしました。読み手に軽く驚きを与えます。
(信之評)
【銀賞】
★水上バス五月の岸を今離る/臼井虹玉
★夏草履今履きたしと見ておりぬ/池田加代子
【銅賞】
★青葉冷え引き戸の暗き佃煮屋/山野きみ子
★浅草は祭り間近の高まりに/臼井虹玉
★大川は鵜翔けて重き曇り空/池田加代子
【優秀】
★船が船曳いて薫風隅田川/大給圭泉
★浅草の地図鮮やかに青柳/脇美代子
★船窓の昼の灯や若葉寒/加納淑子
★葉桜や師と仰ぐ人にお会いでき/大給圭泉
★仲見世に三社祭の調いて/山野きみ子
【選者詠/高橋正子】
★潮少し浴びて若葉の川のぼる
「若葉の川」は、東京の真ん中を流れる隅田川で、作者は、「潮少
し浴びて」いて、東京の「若葉」がみずみずしく、いい体験であっ
たに違いない。「川のぼる」嬉しい気持ちが伝わってきます。
(信之評)
★セーラー服の白をあふらす船着場
★葉桜のみどりに染みて墨堤を
★夏立ちて運河の朝の波平ら
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