■オンライン8月句会入賞発表/高橋信之選■
【金賞】 ★海染めて海を鳴らすや揚花火/柳原美知子 【評】海に打ち上げられた花火の美しさに加え、たゆたう潮の香までしてきそうである。「海染めて」、「海を鳴らす」に、実感があり、港の花火がいきいきと伝えられている。
(高橋正子)
【銀賞】 ★汗かいて不器用にしか生きられない/加納淑子 【評】「不器用にしか生きれない」と自認するに至るまでの歳月が尊い。真面目に、正直に生きていれば、当然不器用な生き方となる。この句自体も、不器用な句と言えるが、自分の不器用さを身に沁みて感じている人も多いはず。「汗かいて」が正直。(高橋正子)
【銅賞】 ★夕焼けの雲水平に幾重にも/安丸てつじ
【評】夕焼け雲に魅了され、しばらく眺めていることもよくあることである。「雲水平に」は、すっきりとした作者の心境で、今日がさわやかに過ごせた証でもあろう。(高橋正子) |