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オンライン7月句会入賞発表@

2005710 18:07:06 管理

 

 

■オンライン7月句会入賞発表/高橋信之選■

【金賞】
★向日葵の撓り確かや茎太く/碇英一
実在感のある句で、骨太い精神がたのもしい。(高橋正子

【銀賞/2句】
★ゆるみなき山の空気に栃の花/志賀たいじ
おおらかな栃の花がさくとき、山の空気はどこか張り詰めて透明である。(高橋正子

★合歓咲けりここから始まる鈴鹿越え/古田けいじ
合歓の花が見え始めると、いよいよ峠に差し掛かる。それも鈴鹿峠。そこに咲く合歓はさぞかし美しいだろう。(高橋正子

【銅賞/3句】
★あめんぼの滑り見せたる水の張り/石井孝子
あめんぼを浮かばせている水を、繊細に、鋼のような緊張感で捉えている。(高橋正子

★裁ち板のうすもの風に落ち着かず/河ひろこ
風を感じてしまううすものの生地がすてきだ。(高橋正子

★乳飲み子の声夏星に届くかな/高橋秀之
乳飲み子といっても、まだ生まれて半年のたたない子どもだろう。元気よく泣いて、あまりに大きなその声は、星まで届きそうだというのだ。「夏星に届くかな」には、星に願いをかけたいほどの今夜の星に、子に託す夢が語られている。輝く星に乳飲み子の匂いが感じられるほどだ。(高橋正子

※選者作品は、金銀銅賞から割愛した。

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7月句会入賞発表A

2005710 20:39:14 管理

 

 

【高橋信之特選7句】
★一面の空の白さに葵立つ/甲斐ひさこ
★うらおもて皿に清水をかけ洗う/高橋正子
★梅雨霧の山を離れてゆく夜明け/藤田洋子
★向日葵の撓り確かや茎太く/碇英一
★合歓咲けりここから始まる鈴鹿越え/古田けいじ
★田に放つ鮒育ちおり半夏生/河野一志
★黒南風の量感曠野を一気にくる/おおにしひろし

高橋正子特選7句】
★落下する滝の白さや陽をかえし/大山 涼
落下する滝が真っ白に日を返しいるまぶしさがいい。(高橋正子

★あめんぼの滑り見せたる水の張り/石井孝子
★ゆるみなき山の空気に栃の花/志賀たいじ
★裁ち板のうすもの風に落ち着かず/河ひろこ
★向日葵の撓り確かや茎太く/碇英一
★乳飲み子の声夏星に届くかな/高橋秀之
★鮮やかな手際のうちにかき氷/臼井虹玉

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7月句会入賞発表B

2005710 23:45:04 管理

 

 

【碇英一特選7句】
★夏の海太古のままに空焼ける/篠木睦
悠久の大自然の中に今自分は生かされて居るのだと気付かされた驚きを感じます 。(碇 英一)

★南吹く軽き帽子と親しげに/かわなますみ
南風に吹かれ夏帽の縁がヒラヒラする。 飛ばされるほどではないのですが、ちょっと手をやったりして、作者は夏の風を楽しんでいます。そんな光景が浮かびました。(岩本康子

★濡れていて梅雨の夜空の漆黒に/高橋信之
★あめんぼの滑り見せたる水の張り/石井孝子
★青田いま合鴨の声賑やか/佐藤貴白草
★剪れば夏菊のまっすぐな匂い/高橋信之
★ままならぬ園児の整列若葉風/作者不明

【おおにしひろし特選7句】
★短夜の夜霧おしゆく出船の灯/尾ア 弦
出航の慌しさと、「夜霧おしゆく」ロマンのある風景がマッチして、好きな句です。(おおにしひろし)

★残照の尾根に水木の花揺れる/霧野萬地郎 
★瀬戸内の風誘ひをり伊予簾/門石雅弥  
★接岸の湧き立つ潮や大海月/澤井渥 
★梅雨霧の山を離れてゆく夜明け/藤田洋子  
★男梅雨晴れ間に聞こゆ遠太鼓/岩本康子
★万緑の中抱きしめて納骨す/藤田洋子

祝恵子特選7句】
★灼けし陽を海に沈めて岬かぜ/志賀たいじ
やりきれなかった暑さが、夕方漸くおさまり岬に風が出てきた。「陽を海に沈める」素敵なことばですね。(祝恵子)

★瀬戸内の風誘ひをり伊予簾/門石雅弥 
★若鮎や足間を滑る水の音/能作靖雄
★裁ち板のうすもの風に落ち着かず/河ひろこ 
★夕焼けて抱きし幼子染まりゆく/高橋秀之 
★男梅雨晴れ間に聞こゆ遠太鼓/岩本康子  
★落下する滝の白さや陽をかえし/大山涼

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7月句会入賞発表C

2005710 22:38:58 管理

 

 

【入選T/10句】
★連山を背に学舎あり青田風/霧野萬地郎
学舎は母校なのだろうか、山からの風が稲を揺らし懐かしき日々が思い出されたのでしょう (大石和堂)
山間の学校でのびのびと学ぶ子供達の姿が目に浮かんできました。「学舎」と「青田風」の取り合わせがいいですね。 (木村 修
広々とした自然に包まれ、明るい風光の中に建つ学び舎が、とても清々しく爽快な気持ちにさせてくれます。(藤田洋子

★七夕の願いも文字もあどけなし/黒谷光子
我が家にも同じ光景があります。小さな子供の微笑ましい短冊が目に見えるようです。(高橋秀之)

★山畑の熟れし梅の実落ちており/澤井渥
収穫したはずの梅が一つ残され、ポトンと音がして落ちてくる。理屈抜きの単純な写生が良いとおもいます。(町田智司)

★ほうたるの少女の肩を灯したり/岩本康子
女の子の肩に止まった蛍はまるで女の子を祝福するようだった。一幅の絵画を見るような雰囲気の句で好きです。(今村七栄)

★撒き水の高く遠くへ弧を描く/臼井虹玉
思いきり水を撒いたときの爽快感。涼風が吹いてくるようです。(大山 凉)

★日日草低く揺れいて独居の家/藤田裕子
一人暮らしの寂しさが伺えるが、そこに咲く日々草の優しさと励ましも感じられ平穏な暮らしぶりを感じました。低く揺れいてに謙虚さもあります。 (河ひろこ)

★頭より白布まとひし闇の滝/伊藤華将
一心不乱に滝に打たれている様子が伝わって気が引き締まる思いを感じました。(石井孝子)

★街灯の死角を照らす月涼し/矢野文彦
街灯の明かりの届かないところに、月が光りを投げかけている情景が、優しく感じられました。(藤田裕子

★六月の空の重さや摩天楼/古賀一弘
「六月」と「空の重さ」は誰にも判る感覚だとは思いますが、実に良く表現して下さったと感謝致します。この句と対照的に思い出されたのが、鷹羽 狩行の「摩天楼」の句でした。(貴白草)

★一生といふ実は僅か枇杷を剥く/木村修

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7月句会入賞発表D

2005710 23:46:37 管理

 

 

【入選U/18句】
★持つひとの指美しき額の花/安丸てつじ
紫陽花の花の美しさもさることながらそれを持っている人の指の美しさを詠んだところに惹かれました。(NK

★百日紅若枝撓め花の群れ/平田弘
★朝早く掃除機の音梅雨明ける/町田智司
★流水の涼しさ生まる風の色/大給圭泉
★久方の雨の街路や夏燕/井上明
★乾杯やてっきに余る鮎山女/瀧口文夫
★接岸の湧き立つ潮や大海月/澤井渥
★初生りの濃紺の茄子掌に/渋谷洋介
★合歓の花別れしよりの風生まる/堀佐夜子
★雨後の泥洗えばシューズ真白きぞ/作者不明
★青葭の葉音清しき風の道/長岡芳樹
★若鮎や足間を滑る水の音/能作靖雄
★街灯の死角を照らす月涼し/矢野文彦
★葬儀終え明滅多き蛍の川/石井秀子
★夏の海太古のままに空焼ける/篠木睦
★炎天と学舎は在りし日のままに/野田ゆたか
★青田道選びつ自転車走らせる/祝恵子
★空ダムをいっきに満たす男梅雨/今村七栄

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7月句会選者詠

2005710 14:18:42 管理

 

 

■選者詠/高橋信之
★濡れていて梅雨の夜空の漆黒に
★扇風機回って家族の顔がある
★剪れば夏菊のまっすぐな匂い


■選者詠/高橋正子
★うらおもて皿に清水をかけ洗う
★特急の窓に青田のきりもなく
★初蝉に青き島々浮いてあり

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7月句会互選句

2005710 19:57:41 管理

 

 

■互選句/野田ゆたか集計

【互選高点句】
14点 落下する滝の白さや陽をかえし /大山 凉
13点 裁ち板のうすもの風に落ち着かず /河ひろこ
  9点 あめんぼの滑り見せたる水の張り /石井孝子
  9点 万緑の中抱きしめて納骨す /藤田洋子

【互選高点者】
20点 大山 凉
16点 河ひろこ
16点 藤田洋子

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