|
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30313131313131313131 |
信岡資生先生(成城大学名誉教授)ご夫妻来松。フライブルク大学留学生の 全国同窓会出席のためで、夕食に招待。正子と句美子も同席。 今日の鑑賞 答案を読む楽しさや春炬燵 八木孝子 先生ならではの句ですね。春炬燵にいかにもやさしいぬくもりのある先 生を感じます。 (評:渡邉牛二) 楽しく講義をされているのでしょう。試験問題は何かわかりませんが論 述試験でしょう。学生にすれば本当の力を試されている。ここに本物の 教育がある。天職です。(評:守屋光雅) 春炬燵という多分に自堕落な気分のものと、生徒の答案という生真面目 なものとの対比が面白いですね。<楽しさや>でバランスがとれている のでしょうか。(評:伊嶋高男) 伊嶋高男様 好きな句に選んでいただき、ありがとうございます。好意 的なコメントをうれしく読ませていただきました。評価する厳しさと正 解がひとつでない答えを読む楽しさと両方あるのですが、やっぱり、断 然、後者に軍配があがるのです。先輩の皆様と一緒に楽しく勉強させて いただけることをありがたく思います。初心者ですが、どうぞよろしく お願い致します。(八木孝子) 縄文を刻みし丘に夜景冴え 大谷悦子 千古の歴史と都市の夜景が、すばらしい対比を成していると思います。 (評:霧野萬地郎) 萬地郎様 取り上げていただきまして、ありがとうございました。犬の 散歩に、夕暮れ時をねらっています。そこでいつも目にしている情景で した。どうぞよろしくお願いいたします。(大谷悦子)
第9回インターネット俳句コンテストの賞状作り。ワード2000を使う。 今日の鑑賞 地下足袋の軽々と雪囲い取る 守屋光雅 雪囲いを取る季節が来ました。地下足袋の庭師が軽々と雪囲いを取りは ずしています。永い冬にいよいよ別れると思い、作者は、軽く楽しい気 持ちになります。読み手の気持ちも軽く楽しくなります。(評:高橋正 子)
ホームページの更新。掲示板の俳句コメントの整理。 今日の鑑賞 たんぽぽの黄の散らばれる地に朝日 高橋正子 たんぽぽの黄色と輝く朝日との対比、新鮮な一日の始まりを感じます。 (評:野上哲斉) 土手とか原っぱにたんぽぽの黄色が点々と朝日を受けて春が来たんだな ァと喜ばせてくれます。(評:堀佐夜子)
空無我堂のパソコン教室に正子が出講。朝食は、私の手作りで、卵焼きを作 るが、すし屋の卵焼きのようにはいかない。 今日の鑑賞/八木孝子 芽柳のるると色燃ゆ向こう岸 高橋正子 (柳の芽の楽しげに芽を出し始めて、芽吹きの季節の喜びが伝わってきま す。) 自転車の前籠溢る水菜かな 渡邉牛二 (自転車でよく買い物に行きますが、こういう何気ない日常の一場面が「 溢る水菜」によって新鮮な句になることを教えられました。) 初蝶を空の青さに見失う 藤田洋子 (誕生して日の浅いまだか弱い蝶が青空の中に吸い込まれていく。その後 の蝶はどこまで行ったでしょうか、そんな余韻もあるスケールの大きさ が好きです。)
水煙ねっと名簿の整理。ワード2000を使っての保存。 今日の鑑賞/古田けいじ 子を抱きて白鳥仰ぐ若き母 守屋光雅 (野生の白鳥は見たこともありませんが。見上げられて遠く北へ帰る白鳥 も若き親子かもしれませんね。情景がすぐ浮かぶすきな句です。) 声高に朝の雀や四月来る 藤田洋子 (狭い我が家の庭にも毎朝訪れてくれるのですが、声は聞こえません。晴 れ晴れとした朝のすんだ空気と光が雀をつつんでいます。)
第9回インターネット俳句コンテストの入賞をインターネット俳句センター のサイト上で発表。賞状作りは、ワード2000を使って完成。主催者四国 インターネット社長の印を貰うために宅配便で送る。 今日の鑑賞 夕月に色照るままの白もくれん 高橋正子 ご指導、励ましをいただきましてありがとうがさいます。緊張してしま います。夕月に浮かび上がる 白もくれん。優雅な雰囲気にため息がで ます。(評:大谷悦子) コメントありがとうございます。書きこんでくださった通りの景色でし た。白い夕月に、いまにも崩れそうな白い花びらに魅せられました。( 高橋正子) 寒椿一輪紅く茶を喫す 安田華都 上五の「寒椿」で、季節感がはっきりしています。中七の「紅く」に色 彩感があって、感動の在り所を読者に訴えてきます。下五の「茶を喫す 」は、作者の身近に引き付けて生活感をうまく出しましたね。(評:高 橋信之)
午前4時から水煙5月号の校正。9時前に初校を青葉図書に届ける。タクシ ーで往復。午前9時から午後4時までを高校受験生の特訓。 掲示板にいい俳句が投稿されているので、それを読むのが楽しみ。 今日の鑑賞/高橋信之 ああ雲雀同時に言いて雲のなし 守屋光雅 (いい句ですね。上五の「ああ雲雀」の後の切れがうまく働いています。 「雲のなし」と言い切って、一句を終えているのも、読者に強い感動を 伝えてくれます。中七の「同時に言いて」は、まさに感性の共同体です ね。) 不揃いに羽をゆらせて白き蝶 大谷悦子 (うまく言葉が出てきましたね。句の頭に置いた「不揃いに」は、なかな かの力量を覗わせます。自然の営みには、不揃いなものが多いのですが 、どれもがそれなりのリズムや調和をもって活動します。それなりの命 があるのです。「白き」が美しく、句に生命を与えました。
第9回インターネット俳句コンテストの賞状が押印され、四国インターネッ トから届く。東京での授賞式(29日)の準備が整う。 緑丘さんの奥さんから電話。俳句掲示板の書き込み(reload)についての問 い合わせ。緑丘さんは、ロスで勤務。 日曜俳句コラムのページ等を更新。 今日の鑑賞 ヴェニスにて ゴンドラにシートかかりて春浅し/林 緑丘 海外からの俳句の書き込みを嬉しく思います。緑丘さんと萬地郎さんの 海外詠がにぎやかになって、楽しい思いです。海外旅行の思い出がよみ がえってきます。「春浅し」が生きていますね。好きな句です。(評: 高橋信之) 駅頭に学生どっと新学期/八木孝子 ことが新しくなると、勢いがつく。「どっと」という言葉がこの勢いを 表現して、素直である。生命の勢いは、真っ直ぐである。この句に季語 はないが、季感は、充分に春である。(評:高橋信之) やわらかきけやきの新芽中空に/伊嶋高男 中空の新芽が、まぶしいくらいです。白く光りに充ちた空が広がってい るのも、春ならではですね。(評:高橋正子) きらきらと潮目光りて帆に春風/城本竜馬 潮目がきらきら光るのは、瀬戸内海の感じですね。沖に出た舟は、帆に 春風を孕んで、潮の流れる海を走る。爽快さがいいと思います。(評: 高橋正子)
午後、正子と近くの公園を散策。小高い山の総合公園で、桜が満開。 今日の俳句 花爛漫の大きな息をしている樹 信之 木橋渡れば春昼のやわらかな音 〃 街からの音が春山打ち空へ 〃 今日の鑑賞/藤田洋子 夕月に色照るままの白もくれん 高橋正子 (夕月と白もくれん。あまりに美しい光景を正子さんならではの女性らし い感性で見事にとらえていらっしゃると思います。) 海岸の菜の花潮風吹くままに 目見田郁代 (海の色、菜の花のコントラストがとても美しいですね。潮風の心地よさ に包まれて心身共に満たされるようです。) 変化なき毎日がよい春風よ 三浦絹子 (穏やかな日々を過ごすこと、平凡であることの幸せを心から感じていら っしゃるのですね。作者の充実さが春の風のように心地よく伝わります。)
4月29日の水煙200号記念東京大会の出席者がほぼ固まる。大会と懇親 会がともに37名で、宿泊者は、24名の大所帯となる。記念大会は盛会で 、出席者に楽しんでいただけるであろう。 今日の鑑賞/伊嶋高男 菜の花の色風に乗り里染まる 日野正人 (小高いところにある菜の花畑から、そよ風に吹かれながら、ところどこ ろ黄色に染まった麓の集落を見晴らしています。近景から遠景まで一望 できるすばらしい景色ですね。) 花屑に小さきつむじの遊びおり 北村勇治 (子供の去った境内に風が吹いて、花びらの小さな渦が舞っています。良 寛さんのような、あたたかい澄みきった心が見えます。) 子を抱きて白鳥仰ぐ若き母 守屋光雅 (聖母子像ではなく、ギリシャ神話を題材にした<泰西名画>がありそう ですね。それにしてもよい所にお住まいですね。羨ましい。)
空無我堂のパソコン教室に、正子が午前2時間と午後2時間の出講。夜は、 自宅での進学教室で、日曜を除く毎日の開校。 今日の鑑賞/高橋正子 ネーブルを剥きたる指が香り立つ/林 緑丘 (緑丘さん、とても懐かしくご旅行の句、楽しませていただきました 。この句になぜだか、ダファディルを思い出してしまいました。ネ ーブルの香りが句に漂って、らっぱ水仙の黄色が目に浮かぶのです 。(庭にらっぱ水仙が咲くころ、ネーブルをよく食べたものですか ら。)色のイメージが素敵だと思いました。) 春陽うけ影の速さや鳶かな/大谷悦子 (鳶がゆっくり飛ぶ姿を、しばらく見ていませんが、昔懐かしい空を 思い起こしました。でも、飛ぶ様子を「影の速さ」と捉えているの は、やはり新しい感覚だと思います。) 種物屋農家の人であふれけり/守屋光雅 (種まきの時が、どの農家にも一斉に来るのは、北国だからでしょう か。「あふれけり」が、かがやいた言葉に思えます。一気にやって きた春に人々は、うれしさを隠しきれない感じです。) 入学の前夜の長い長い夜/日野正人 (翌日の入学式の緊張のためでしょうか。その前夜の長いこと。作者 が中学校の事務長でいらっしゃることを、考えれれば、作者の立場 から捉えられた「入学」に対する新しい見方ですね。観点がおもし ろいと思いました。) 春川の鯉ゆったりと流されず/碇 英一 (川の鯉を詠んだ句は、珍しいですね。「流されず」という見方には 、感心いたしました。春川の水も、鯉のゆったりと泳ぐ様も、自然 の中のあるがままの姿と思いました。) 若草の香りを頬に遠い雲/大谷悦子 (「若草と雲」の取り合わせが、やわらかな雰囲気と明るさを出して いますね。はやも、新しい季節への期待が感じられる句です。)
愛媛大学への出講。今学年始めての講義。 今日の鑑賞 下駄箱に櫻の一片ついて来た 日野正人 花の散るころとなった。落花を踏み歩いた靴が下駄箱にある。下駄箱にも 花の一片があって、花はどこにもと思う。(評:高橋正子)
水煙6月号の雑詠選と編集。 今日の鑑賞 吹き溜まる落花ふたたび風に舞う 藤田洋子 落花が「ふたたび風に舞う」がよいと思いました。散り敷いた花びらが 、ふたたび舞い上がるさまは、日本的な美しさかも知れませんね。(評 :高橋正子) 土壁にシャボンの影が隣より 森 隆博 映画のワンシーンを思い起こしてくれます。名画ですね。(評:高橋信 之)
愛媛大学へ出講。昼休みを挟んでの4時間で、インターネットを使ってのド イツ語2クラス。 今日の鑑賞/伊嶋高男 ネーブルを剥きたる指が香り立つ/林 緑丘 (テラスでの休日の朝食。芝生の青が目にしみる初夏の朝のようなさわや かな作品です。かんきつ類の香はコーヒーより、焼き立てのワッフルよ りお目覚めに最高ですね。) (林緑丘さんの返事:高男さん、コメントありがとうございます。オレン ジはカルフォルニアに、本当に合う気がします。今はフロリダのほうが 生産はおおくなりましたが、カルフォルニアにはオレンジ郡という名が 今も残っています。) すかんぽを噛めば昔の味がする/堀佐夜子 (突然に淀川の毛馬の堤を思い出しました。<すかんぽの茎の味こそ忘ら れねいとけなき日のもののかなしみ/吉井勇>すかんぽは幼き日の郷愁剤 ですね。) (堀佐夜子さんの返事:高男さん、「私の好きな句」に選んで頂き素晴らし いコメントを有難う御座います。この度東京句会に参加させて頂きます 。宜しくお願い致します。) 雪柳幾百万という白さ/古田けいじ (<幾百万という白さ> 細部と全体に目の行き届いた表現に感服しまし た。運河の近くの職場で絶好調ですね。) (古田けいじさんの返事:高男さん、コメント有難うございます。帰宅途 中に、雪柳の前の暗闇に座り込んでいる、不審ものの私です。いよいよ 近づいてきました。よろしくお願いします。) 4月8日の鑑賞/霧野萬地郎 春雷は山から山へ走り行く/城本竜馬 (山々を走るように春雷が移動して行く様子が良いですね。同じ様な光景 をウガンダで見ました。その時の拙句/遠雷や雲から雲へ光飛ぶ) 甘茶仏指さす天下ふぶきけり/北村勇治 (この様な、花祭りが未だ残っている事はすばらしいですね。どこですか ?) (北村勇治さんの返事:万次郎さん、有り難う御座います。俳句の寺は、 板橋下赤塚の松月院です。花御堂は造花ですが、境内は吹雪く桜で雪が 降った様でした。近くには東京大仏もあります。) ゴンドラの行き先関せず春の運河(かわ)/林 緑丘 (船頭の歌など聞きながら、ゴンドラに揺られて水の都市観光は最高です ね。ロスからベニスは長い飛行時間ですね。また、投句下さい。) 満開の桜を抜けて奏楽堂/伊嶋高男 (上野の満開の桜トンネルを抜けて、古楽器の演奏を聞く贅沢な句。) 踏青や子に舞い戻るブーメラン/堀佐夜子 (草ある広場の春満喫の様子が、空を飛ぶブーメランで一層明るくなりま す。)
昼前に水煙5月号(通巻200号)を発送。藤田洋子さんに手伝ってもらっ ての正子の仕事。 今日の鑑賞/高橋信之 ひとひらの花降り落ちる長さかな/碇 英一 (「長さ」は、平易な言葉だが、この句に使われて深いものがあるのは、 作者の内面の深さでもあろうと思う。) 吹かれてもバネの強さよ麦青む/吉田 晃 (これは、日本の風土が育ててきた「麦青む」世界であり、「バネの強さ 」は、日本のふるさとに寄せる作者の願いでもあろう。) 地下鉄に花びらともに乗り込みぬ/伊嶋高男 (大都会の生活にも自然の恵みは豊かであるが、それを受けとめるのは、 人の心次第で、豊かにも、貧しくともなろう。「心外無仏」とは、よく 言ったものである。) 堀川運河 花びらを浮かべて海へ行く運河/古田けいじ (日々の生活の中で自然を見つめている作者の姿勢がいい。内面が静かな のである。)
午前は、大学の講義のためのホームページを作成。 午後は、水煙200号記念大会のための準備。打ち合わせや連絡の電話とメ ール。 今日の鑑賞 武蔵野はけやき逃水父母の墓 伊嶋高男 逃水が、蜃気楼のひとつとすれば、逃水が見える季節は、春としたいで すね。武蔵野のけやきが芽吹く中に、ご両親が眠っていらっしゃる。会 えそうなのだけれど、近づけば逃水のように、遠のいてしまう。そんな 思いがしました。(評:高橋正子)
第9回インターネット俳句コンテストの賞品を四国インターネットからいた だく。水煙200号記念大会の準備が次第に整ってくる。松山からの参加者 の航空券を購入。 今日の鑑賞 <蘂残る桜は広き空を透く/藤田洋子>原句 <蘂残る桜の透けて空深き>高橋信之添削 いい所に目をつけていて、私の好きな句ですが、言葉がおかしいですよ。 「空を透く」で使われている「を」はおかしく、桜の透き間に、「空」が 「広い」のもおかしいですね。(評:高橋信之) 桜は、ずいぶん葉が出てきています。うっすら汗ばむ昼間は、蘂が残り、 葉がではじめた桜は、むしろ、涼しげです。(評:高橋正子)
水煙6月号の編集が意外に手間取るも苦にはならない。読者がいるからであ る。 俳句掲示板に水煙200号のお祝いが次々と書き込まれ、活気がある。嬉し い活気である。4月29日の大会が楽しみ。 正子は、空無我堂のパソコン教室に出講。 今日の鑑賞 髪切って夕風かろし花吹雪 阪本登美子 髪を切ったあとの軽やかさと花吹雪の軽やかさがマッチして、さわやか な音楽が聞こえてきそうです。(評:八木孝子)
午前の2時間を愛媛大学に出講。インターネットによるドイツ語の授業が順 調に進む。医学部看護学科の学生達なので、インターネットとドイツ語は、 卒業後の仕事に役立つであろうと思う。 今日の鑑賞 さびしさを深めてあはれ雉啼けり 正子 (<さびしさ><あわれ>と感傷の表現がすこし出過ぎている気もしまし たが、雉の鳴き声がそれだけ心に響いたのだと思います。この感傷は、 喪失感によるものではなく、春愁よりすこし深刻な・・という感じを持 ちました。この句から、すぐに私の愛誦する蕪村の<北壽老仙をいたむ >を想起しました。 <君あしたに去りぬゆうべのこころ千々に 何ぞはるかなる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 雉子(きぎす)のあるかひたなきに鳴くを聞けば 友ありき河をへだてて住みにき ・・・・・ けふはほろろともなかぬ ・・・> ここまで記して、<さびしさを深めてあわれ雉啼けり>の句は、蕪村の <北壽老仙をいたむ>の反歌ではないかとふと思いました。(評:伊嶋 高男) (正子さんの返事:拙句をこのように深く読んでいただきありがとうござ います。おっしゃっていただくと、そうですね。抒情的俳句です。確か に春愁ではなくて、さびしい気持ちの上にも、雉はまたあのように甲高 く啼いて、余計にさびしさを募らせるのかということです。)
午前、「水煙6月号」の入稿。原稿を青葉図書に渡す。通巻第201号と なる。 今日の鑑賞 わが庭に万の花びら賜りぬ 八木孝子 「万」が効きましたね。「わが」と「賜り」がうまく繋がっています。 言葉が生きていますよ。よい句を読ませていただきました。(評:高橋 信之)
愛媛大学に出講。 今日の俳句 春の雷生きていることありありと 信之 今日の鑑賞/高橋信之 青葉楠太極拳のゆるやかに 碇 英一 (充実した朝の時間なのでしょうね。「青葉楠」と「ゆるやかに」の取り 合わせがうまくいって、夏の近づいてきた充実感を感じさせます。) 日矢受けて花林檎薄くれないに 堀佐夜子 春夕焼ままごとセット置き去りに 堀佐夜子 (二句とも、佐夜子さんらしい抒情があって、いい句ですね。)
午後1時から自宅での句会。 藤田洋子さんの書き込み: 花びらの大きく見せて地に貼りつき 信之 山桜雲より白し少女いて 正子 満開の花ゆれ山の揺れうごく 哲斉 たんぽぽの今とぶ風を待っている 晃 花は葉に産みたての卵売る所 弘子 菜園に蝶のよくきて風の来て 洋子 今日は、先生宅で、吉田晃さんを初めてお迎えして句会 を行いました。参加者は、信之先生、正子さん、哲斉さ ん、晃さん、弘子さん、洋子の六人です。皆様の句に直 接ふれながらの句会では、それぞれの句の背景を知り、 句への思いを共に感じ合える楽しさがあります。このよ うな充実した勉強の場を設けていただき、いつも私達を あたたかく迎えて下さる信之先生と正子様に心から感謝 したいと思います。
PCのメンテナンス。 今日の俳句 うぐいす啼く声のわが頭へ直進す 信之 今日の鑑賞/高橋信之 いくつかの橋を隠して河霞む 伊嶋高男 (川と橋の多い東京の下町をうまく表現しています。深川でしょうか。) てのひらの微熱レモンに吸わせおり 八木孝子 (一連の春風邪の句で、病床の子規の句を思い出しました。身辺をうまく 表現し、病気に負けてはいませんね。)
久しぶりに毛筆を持っての書。パソコンのマウスに馴染んだ指では、のびの びした字が書けない。 今日の俳句 さわさわと朝の風吹く葉桜に 信之 今日の鑑賞 (インド・タジマハールにて) 素足にて歩く廟内石の冷え 霧野萬地郎 「石」のイメージで句がしっかりしたものになりました。日本にはない 世界です。アジアですね。(評:高橋信之)
近くの温泉でマッサージをしてもらう。新学期の授業の疲れ。50名のクラ スでのパソコン指導には無理があり、小中高校での情報教育の遅れが気にな る。 今日の俳句 海深き青よ目刺を街に買う 信之 今日の鑑賞/高橋信之 新緑となってポプラは鳴りはじめ 高橋正子 (抒情があります。優しさがあります。) 土間固し胸から降ろす春キャベツ 相原弘子 (弘子さんのよいところが存分に出ています。力があります。実感があり ます。) ほうれん草ざっぷり洗い出荷まち 碇 英一 (単なる写生でない良さがあります。作者の感動が伝わってきます。) ボート漕ぐ池一面の若葉風 伊嶋高男 (戸外の生活を楽しむ季節が来ました。いい写生句ですね。)
午前、愛媛大学に出講。 正子は、洋子さんと29・30日の東京大会準備のための買い物に出掛ける。 午後、東京大会のための俳句色紙を書く。 今日の俳句 柿若葉風にきらきら午前十一時 信之 今日の鑑賞/野上哲斉 藤の花ゆれいる房はひかりかな 高橋正子 白藤の匂いこぼるる水の上 高橋正子 (わが家の小庭にも、今年初めて藤が花を付けました。毎日見て眺めてい るものの、なかなか読めません。素晴らしいの一語です。<新緑となっ てポプラは鳴りはじめ/正子>この句もいいですね。 春の雷影絵のごとく副都心 伊嶋高男 (東京大会開催への打ち上げ花火のように、お世話役として、副都心で待 つ心境でしょうか。)
明後日の東京大会の準備がすべて終わる。受付・句会用品、大会とコンテス トの賞品、お茶の道具、茶菓子、酒のつまみ等を大会会場とホテルに分けて 宅配便で送る。洋子さんに手伝ってもらっての正子の大きな仕事。後は、皆 さんで楽しんでもらうこと。 今日の俳句 葉桜をゆさゆさ揺らし大きな風 信之 今日の鑑賞/高橋信之 信号待つこでまり持つ人加わりぬ 古田けいじ (日常身辺を詠んで、さりげない句ですが、とてもレベルの高いものです 。) ゴットンと電車は過ぎてリラの花 相原弘子 (この句には、やはり「リラの花」ですね。こんな句が私の好きな句です よ。)
明日から「水煙200号記念東京大会」だが、準備がすべて終わっているの で、のんびりした一日。近所の床屋で散髪、近くの温泉に入った後のマッサ ージは、馴染みの西岡さんに。 今日の俳句 つつじ花咲く太陽が大好きで 信之 今日の鑑賞 えんどうの一日ごとの高さかな 碇 英一 今ごろのえんどうの、伸び方には、目を見張るものがあります。一日に 20cmくらい成長するのでしょうか。もっとかもしれません。成長を 、目で確かめられる楽しさがありますね。(評:高橋正子)
午前7時45分松山空港発の便で上京。 東京深川の芭蕉記念館で水煙200号記念東京大会。出席者37名。 午前11時、自己紹介と昼食。 午後1時、開会。 午後5時、割烹「みやこ」での懇親会。 午後9時、「ホテルB&G」での句会。翌日の午前2時まで続く。 「ホテルB&G」での宿泊は、22名。 今日の俳句 松山空港 みどりの日の大地青あお翔たんとす 信之 ホテルB&G 地酒いく本も春夜の語らいに 〃 富山の八木孝子さんから佃煮をいただく 死してなお光りをもてる蛍いか 〃 今日の鑑賞/高橋信之 一泊の旅立ち松の若みどり 野上哲斉 200号記念の祝句に相応しい。「松の若みどり」が祝福してくれる。 はやすでに若葉の垂れる重さかな 碇 英一 日々の精進を覗わせる俳句ですね。強い実感があります。
午前5時起床。6時に哲斉さん、弘子さん、そして正子を誘っての早朝吟行。 芭蕉庵跡、奥の細道出立の地を訪ねる。 午前は、深川江戸資料館を訪ねる。東京大会の締めくくりは、浅草の浅草寺 参りで、参加者は、高橋正子、原順子、戸原琴、相原弘子、藤田洋子、そし て私の総勢6名。原順子さんと戸原琴さんの案内で、一昨年に続いて、この 度もお世話になる。 羽田空港発午後6時40分の便を変更し、午後5時5分の便で帰松。高校2 年の句美子が一人で留守番。正子は、藤沢の元のマンションに。 水煙200号記念の行事がすべて順調に終わる。大きな区切り。 今日の俳句 透き通るような若葉よ旅の朝 信之 鴎泛く若葉のうつる大川に 〃 若葉蔭ここに芭蕉が棲んだとか 〃 今日の鑑賞 青芭蕉ゆれて句友と見えけり 八木孝子 さりげなく手を振り春の別れかな 藤田洋子 東京大会の出会いと別れをすべて語り尽くしてくれる。(評:高橋信之)
水煙200号記念大会の記録整理、ホームページの更新で一日が終わる。 午後6時40分羽田空港発の便で正子が帰松。 今日の俳句 五月始まるわが頭上の明るい太陽 信之 今日の鑑賞/野上哲斉 信号待つこでまり持つ人加わりぬ 古田けいじ (おそらく美しいご婦人でしょうな。近くにそっとカメラを構える、けい じさん。) ころころと馬鈴薯植えて小休止 守屋光雅 (ころころとはこにくい表現。小休止もいいですね。) 霧深し欠けら程の鳥の声 大谷悦子 (霧の中で確かに声が聞こえる、どんな小鳥なんだろう。) ゴットンと電車は過ぎてリラの花 相原弘子 (ゴットンとは、リラの花咲く郊外線そのままの風景ですね。) さりげなく手を振り春の別れかな 藤田洋子 (春のスーツでさりげなくしなやかに。)