日曜俳句コラム
俳句カレンダー
俳句日記1999年


俳句日記/2000年
高橋信之  nobuyuki@suien.ne.jp

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1日(土)

句美子、修学旅行から帰宅。富山では、立山国際ホテルに、 長野では、

白樺湖ビューホテルに、大阪では、新阪急ホテルに宿泊する。旅のメイ

ンは、立山、黒部、アルペンルート。金沢兼六園淡路花博にも寄る。


2日(日)

ホームページの制作と更新。画像のページを工夫する。



今日の鑑賞/八木孝子

 茗荷汁すがしき湯気を吹きにけり/碇 英一

 (アツアツの味噌汁の湯気をふーと吹くと、茗荷の香りがひときわ漂

  ってきます。家族で囲む食卓の幸せの香りですね。) 

 たわわかな真っ赤なトマト日の匂い/堀佐夜子

 (今朝わたしのプランターでもまずひとつ、トマトが赤く色づきまし

  た。毎日水をやって育てるととっても可愛らしく愛着が湧くもので

  すね。太陽のにおいは自然の恵みですね。初成りのトマト仏にまず

  供え/孝子) 

 欄干より子らの顔飛ぶ夏飛沫/森 隆博

 (「夏飛沫」に川へジャンプする元気な子供たちの水しぶきの音が聞

  こえるような夏らしい句ですね。)


3日(月)

講義の掲示板に学生へのコメントを追加。



今日の鑑賞/野上哲斉

 大樹揺る雲の嶺より風の来て/吉田 晃

 (いかにも夏らしい風景の大きさの伺える、さわやかな句だと思いま

  した。) 

 広き葉の下にどっしり胡瓜ある/日野正人

 (葉っぱの下の胡瓜の存在感がありますね。この句もどうだ、と言っ

  た感じ。)

 雲ひとつなくて太陽七月来る/相原弘子

 (雲を寄せ付けない七月の太陽がギラギラ感じます。)


4日(火)

午前、正子は、空無我堂でのパソコン教室の指導。



今日の鑑賞

 相模湾一望朱に染む夏夕日/阪本登美子

  伊予灘の夕日がだいすきでよく見に行きます。相模湾の夕日とはど

  んなにちがうでしょうか。みくらべたいものです。(評:三浦絹子)

  絹子さんの選ばれた<相模湾一望朱に染む夏夕日>が私も特に好き

  な句です。江の島以外にこれと言った島は無い相模湾は一望、朱の

  海だけです。(評:霧野萬地郎)


5日(水)

今日の講義は、朝の1時限だけなのだが、その後も学生の指導に当たり、

午後1時を過ぎる。



今日の鑑賞

 梅雨出水電車運休大東京/守屋光雅

  昨日は正にこの句の通りでした。洪水見舞いを受けたような感じで

  す。帰るに帰れず、帰宅がおおいに遅れました。(評:霧野萬地郎)

 日暮れ前局地雷雨で闇に入る/萬地郎

 間断なく稲妻光るビルの窓/萬地郎

 地下街に浸水残し雷雨去る/萬地郎

  萬地郎さんのどの句も言いまわしが素直だが、臨場感があって、読

  者に訴えてくる。(評:高橋信之) 


6日(木)

明日の講義のためのホームページ作成。



今日の鑑賞

 哀れ鵜も灯影まとひて流さるる/人見忠雄

  一読し、とてもお上手な句と思いました。特に鵜を「流さるる」と

  見たところに、「哀れ」という気持ちが生きて、表されていると思

  いました。(評:高橋正子)

  視点が鵜に向けられ、鵜に対する哀感がすばらしく表現されている

  と思います。(評:霧野萬地郎)

  長良川で見た鵜飼の情景をイメージしています。「灯影まとひて」

  に鵜の哀れさを一層感じさせます。(評:八木孝子)


7日(金)

午前と午後で4時間の講義。今日の特別講師は、川本征矢先生。


8日(土)

近くの北欧料理レストラン「惑星」で正子と昼食。ここの主人は、私の

学生時代の塾生で、奥さんがフィンランドの人。今は、その弟さんが後

を継いでいる。


9日(日)

オンラインで作られた俳句仲間の人間関係は、オフラインでも働きがあ

るのか。オフラインで作られた俳句仲間の人間関係は、オンラインでの

更なる発展があるのか。



今日の俳句

 涼しさに頭上の青く丸い空   信之

 夏シャツの軽さ身軽さ外に出る 〃

 炎天の石の時間のゆっくりと  〃


10日(月)

正子、羽田空港行ANAの第1便で上京。藤沢の元のマンションに泊。



夜、高校受験生の数学指導。


11日(火)

盛岡の守屋光雅さんから無農薬栽培の玉葱を送っていただく。早速、ス

ライスにして美味しくいただく。歯ざわりが良くて甘い。



正子、羽田空港発ANAの最終便で帰る。午後8時30分。

夜、高校受験生の英語指導。


12日(水)

第1時限2時間の講義。来週は、期末試験。



お中元を送っていただくが、その気持ちを嬉しく思う。それぞれの思い

が伝わってくる。気持ち、思いは、私への励まし。



今日の俳句

 風鈴鳴る海からの風ときおり吹き 信之

 炎天の坂上るその先の青空    〃


13日(木)

午前10時から自宅での句会。昼は、私の手料理で、ドイツ風生ハムマ

リネとフライドポテト。盛岡の守屋光雅さんの無農薬自家栽培の新玉葱

と正子の母が育てた新じゃがを使う。



今日の俳句

 これが白よ新玉葱のスライスされ    信之

 夏シャツのリラックスして壁に吊るされ 〃

 七月の今日の始めに朝風呂を      〃

 マリオネット吊るされ梅雨の悲しき日  〃

 ポプラ青葉のきらきら窓にあふれて揺れ 〃


14日(金)

午前と午後で4時間の講義。来週は、期末試験。


15日(土)

大阪吟行の準備連絡をメールと電話でとる。野田ゆたかさん、碇英一さ

ん、堀佐夜子さんら、大阪の皆さんと話し、愛媛の吉田晃さんとも電話

連絡。8月12・13日の当日が楽しみ。


16日(日)

午後、水煙8月号発送。三浦絹子さんのホームページ作成。



今日の満月は、22時55分で、皆既月食。伊嶋高男さん呼び掛けのBBS

句会に正子と投句。



今日の俳句

 夏の夜の月欠け軽くまた重く  信之

 夜の雲の涼しく薄く皆既月食  〃

 納涼の皆既月食妻と観る    〃

 月食を見に出てすずし葉も匂い 正子


17日(月)

物事をすっきりさせすぎるのは私の問題だが、ホームページの整理・更

新に時間を取られる。



今日の鑑賞

 炎天を過ぐる機影の薄さかな/碇 英一

  暑さの極みである炎天は、また、感覚的には澄明な涼しい世

  界でもある。炎天を過ぎていく機体が、その光りにまぎれて

  薄くなっている。物体の最期はすずやかな光りとなるのかも

  しれないと、思うくらいである。(評:高橋正子)

  推奨ならびに句評いただきありがとうございました。句評を

  読ませていただいて涙がでてきました。ひょっとして機影と

  みたものは両親や愛犬の姿だったのかも知れないと、飛躍し

  すぎかもしれませんが、感じさせられました。(碇 英一) 


18日(火)

午後、正子と空無我堂のパソコン教室の指導に出掛ける。往復は

、洋子さん運転の車に乗せていただく。炎天を歩かずに済んで、

ありがたいと思う。


19日(水)

朝の第1時限を期末テスト。医学部看護学科のドイツ語クラスで

、学生にとっては、前学期を通じてのインターネット活用は、厳

しいものであったが、私にとっては、すべてが満足のいくもので

あった。


20日(木)

水煙ネットのサーバーが故障する。四国インターネットからのレ

ンタルで、その理由のメールは、



お世話になります。

四国インターネットです。

申し訳ございません。

7/20夜2頃から、同日12:15分頃までバーチャル

ドメインサービスが、電源設備故障のため、

停止いたしました。

大変ご迷惑をおかけ致しましたことを

お詫び申し上げます。



水煙ネットのサーバーとして使用する大型コンピュータが欲しい

が、その資金がない。大学で日常的に使用している語学教育専用

のパソコン教室は、一億円の設備。


21日(金)

午前の第2時限を工学部の学生の期末試験監督。


22日(土)

昼食は、白粥に梅干と干魚を添える。連日の猛暑には、白粥が何

よりのご馳走。暑さには、冷たいものよりも熱いものがいい。心

身ともにしゃきっとする。夜は、守屋光雅さんの無農薬自家栽培

の新玉葱で掻き揚げ。



今日の俳句

 白粥の熱きを吹いて暑に対す 信之


23日(日)



高校受験生の自宅での夏季特訓。午前9時から午後3時まで。夜

は、別の生徒の学習指導。


24日(月)

昨日に引き続き、高校受験生の自宅での夏季特訓。午前9時から

午後3時まで。夜は、別の生徒の学習指導。



午前、四国インターネットの水田史朗氏来宅。近くの喫茶店で軽

い昼食を共にする。


25日(火)

高校受験生特訓の最終日。

午後、空無我堂のパソコン教室指導。



今日の朝日新聞は、読み応えがあった。26面の文化欄では、ニ

ューヨーク市立大教授の霍見芳浩氏が「日本一と言われる東大も

世界の大学番付では上位200校に入らない。」と語る。第2面

では、「九州・沖縄サミットの経費は、約八百十四億円。ドイツ

のケルン・サミットは、約七億円。」と報じている。各国首脳の

接待費に一人百億円は、ぜいたくか、ぜいたくでないか、これは、

日本国民の考え次第。子どもの教育には、貧しい思いをさせても、

お客さんの接待には、ご馳走をたらふく食べさせる、これは、親

の考え次第。



今日の俳句

 夏つばめ自由を得たり池の空  信之

 窓よぎる燕よ妻のピアノ鳴る  〃


26日(水)

碇英一さん、野田ゆたかさんと大阪オフライン吟行の打ち合わせ。

電話とメールを使う。



今日の俳句

 しらしら夜明けて網戸抜け来る風  信之


27日(木)

午前4時、いつも通りの起床。水煙9月号の編集。



今日の俳句

 朝蝉鳴く池の周りに樹を茂らせ  信之

 朝日昇る山から涼しい風が吹く  〃


28日(金)

昨日に引き続き、水煙9月号の編集。



昼前、弘子さんが姪の佑子さんを連れて来宅。

  

午後4時過ぎ、青葉図書専務の村上和興さんに来ていただき、

水煙9月号の入稿。



今日の俳句

 扇風機そこから風の道作る    信之

 蝉が遠くから近くから鳴いている 〃


29日(土)

ホームページの整理と更新。16時間をほとんど休みなしの作業

で、雑誌「水煙」個人のページの充実に時間をとる。



今日の俳句

 扇風機首振り夜のゆっくりした時間  信之


30日(日)

昨日に引き続き、ホームページの整理と更新。個人のページが出

来上がったときは、午後5時を過ぎていた。水煙誌友57名が揃

って、なかなかの迫力。読み応えがある。


31日(月)

個人のページに、人見忠雄・阿部寿子・柳原美知子の3名を追

加して、計60名となる。「水煙誌友60名のホームページを読

めば、感性の共同体が確実に育っているのが理解できる。膨大な

量だが、時間をかけ読んでいただきたい。」と、書き加える。



今日の俳句

 驟雨来て留守居の家の戸を閉ざす