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「エグゼクティブ6月号」がダイヤモンド社から郵送されてきた。 特別企画「大学・大学院/主役は社会人だ!」で、私たちのホーム ページの紹介記事(22ページ)。「大学の先生たちが、自身の専攻 や研究テーマについて、わかりやすくかつ、面白く解説してくれる サイトを厳選。」ということで、50人の教授の中の一人に選んで いただく。若い学者たちに交じっての厳選で、とても光栄に思う。 紹介記事は「運営者が創刊した俳句雑誌、「水煙」のサイト。オン ラインの俳句講座や俳句チャット、句会などを開いている。英語や ドイツ語ほか多言語の俳句が読めるのも面白い。」とある。 画像のアドレス: http://www.fuchu.or.jp/~asako/haiku/exec1.jpg 午後4時過ぎ、青葉図書専務の村上和興さんに来ていただき、水煙 6月号を入稿。
午後5時半、愛媛朝日テレビのキャスター、会田幸恵さん来宅、料 理番組出演の打合せ。6月7日撮影で、放映は21日頃。会田さん は、東京出身で、実家は、中野の宝仙寺の裏。宝仙寺は、臼田亜浪 の菩提寺なので、昨年の法事出席を思い出し、驚く。
午前、自宅でのパソコン教室。 今日の鑑賞 ■北上川へ流れる川の鯉のぼり/伊嶋高男 上五の「北上川」がいい働きをした。固有名詞が生きて いるのである。詩の言葉として生きている。作者の代表 作「炎昼や明神下から野郎ども」を思い出す句。 ■花前線のあと追いかけて津軽へと/芦本照代 作者は、大阪在住の高齢者だが、俳句に、パソコンに取 り組んで積極的。人生に前向きなのは、見ていて嬉しく なる。まわりが明るくなる。 <高岡御車山祭> ■黒塗りの車輪軋れり薫風へ/八木孝子 作者は、「黒塗り」を「漆ひかる」と訂正したが、原句 の方がいい。言葉が平明で、イメージが鮮明なのである 。俳句とは、そういった詩である。
今日の俳句 いたどりのみずみずしくて活けられる 信之 つつじ咲く花の内部を隠さずに 〃 寝転んで少しの風に新樹が匂う 〃
今日の鑑賞 ■チューリップの花刈る音の朝空に/八木孝子 言葉が平明で、状景が鮮明なので、読み手は、作り手と 同じ体験を持つことが出来る。それがいい。 ■考へのまとまらぬ日や葱坊主/磯部勇吉 写生句ではないが、自分の思いを述べた、その率直さが いい。「葱坊主」が生きている。 今日の俳句 花アカシヤの甘き匂いの空に降る 信之 花アカシヤの甘き匂いよふるさとよ 〃 大空と一つになって若葉風 〃
句美子登校し、午後も実力テスト。 今朝の「朝日」の「天声人語」に「1000年単位でものごとを考 えないとわからないことが多々ある」とあった。ローマ法王のギリ シャでの「謝罪」に関してである。インターネット上でのやり取り も同じであろうと思う。真実が明らかになるには、長い歳月を要す る。俳句の歴史は、あまりにも短い。俳句の本当の姿は、これから なのであろう。「細く長く」である。 今日の鑑賞 ■島のバス停めて遍路のにぎやかに/山本京子 遍路たちは、島のバスの内か、外か。島のバスを停めた のは、なぜか。定かでないことが多いが、とにかく賑や かなのである。仲間と連れ立っての楽しい遍路である。 ■仏間より望む桜も三分咲き/石井信雄 亡き人と過ごした日々への作者の思い。「三分咲き」が いい。 ■初孫の尻はヒョコヒョコ五月来ぬ/暁兵 「五月来ぬ」という季感を生かしたのは、「ヒョコヒョ コ」である。一家団欒の声が聞こえてくる。 今日の俳句 楓若葉の空とつながる明るさに 信之 楓若葉の明るく暗く幾層も 〃 思い出のポプラ若葉に風騒ぎ 〃
今日の鑑賞 ■裏窓も表も開けて若葉風/磯部勇吉 「裏窓も表も開けて」、「若葉風」が吹き抜けてゆく。作者は 、多くを語らないが、それで充分である。いい写生が自然の恵 みを伝えてくれる。 ■夏立つ夜机いっぱい物広げ/相原弘子 「立夏」である。いい季節に体も心も自由になる。仕事が楽し くなる。 今日の俳句 新樹光届く範囲の内に居る 信之 花蜜柑見えてそこから匂ってくる 〃 野茨咲き花蜜柑咲きわが町は 〃
午前、正子の書道教室。弘子さん、洋子さん、京子さんが出席。 今日の鑑賞 ■乗り換えの駅囀りの真っ盛り/安増惠子 生活の中での感動が言葉となって、それを読者も共有する。率直な 表現である。迷いの無い表現である。手に取るような情景は、「囀 りの真っ盛り」である。 ■道端の躑躅平らに刈られ咲く/目見田郁代 「平らに」は、知的な表現だが、実にリアルで、状況を生き生きと 再現する。「道端」という日常の言葉もリアルで、いい働きをして いる。 今日の俳句 花アカシヤ遠くに見えて上り坂 信之 下り坂一気に下り飛燕去る 〃 斜面なればこそ松の芯垂直に 〃
午前、青葉図書専務の村上和興さんが水煙6月号の初稿を持って 来宅。 昼前から湊町の事務所で仕事。 「近代詩文書作家協会」から書作展覧会とパーティーの案内をい ただく。銀座の「東京セントラル美術館」で書家が私の俳句を揮 毫して出品とのこと。パーティーは6月4日、書展の会期は5日 から10日まで。喜んで出席の葉書返信。 今日の鑑賞 ■さくらんぼ梯子を移してはもがれ/相原弘子 静かである。静かに観察されて、人の動きが見えてくる。農作業の すべてが見えてくる。
午前4時起床、午前10時までに今日の仕事を済ます。この時間帯 は、インターネットの多くのユーザーがお休みで、アクセスが軽く て楽になる。人が働く時間帯は、それなりの設備を整えないと、私 の仕事は出来ない。 午後4時、青葉図書専務村上和興氏来宅。水煙6月号初稿の校正済 を渡す。 今日の鑑賞 ■杉鋒を覆ひつくせし藤の花/磯部勇吉 力のある句。「藤の花」の生命力を強く感じる。「杉鋒」と「藤の 花」との緊張感がいい。
近くの総合公園に出掛け、ゆっくりした時間を過ごす。帰宅は、午 後3時前。 午後4時前、青葉図書専務村上和興氏来宅。水煙6月号校了。 今日の俳句 たんぽぽの花咲き今日の陽が白し 信之 五月快晴自分の時をいただける 〃 空のひろびろと青葉のなかに居る 〃
私の手料理の昼食会、そして句会。 今日の俳句 子らの声乗せて山より若葉風 信之 ばら強き刺立て強き匂いをさせ 〃 たんぽぽの絮失いし茎立てる 〃
オンライン5月句会が盛会で、参加者が楽しい一日を過ごしたのが 嬉しい。私の句<寝転んで五月の空をわがものと>を、参加者の皆 さんが最高点に選んでくれたが、素直に喜ぶ。 今日の鑑賞/オンライン作品 ■風に軽し楓若葉の水平なれば/高橋信之 楓若葉の軽やかさ、若葉の様子が楓の葉の形状を水平と見ることに より、よく表されていると思います。 (碇 英一) 赤児の手のような楓の若葉は、思わず撫でたくなるような愛らしさ があります。観察の鋭さに引かれました。(安丸てつじ) ■寝転んで五月の空をわがものと/高橋信之 五月なればこそ感じられる自然との一体感が何とも爽快です。自然 の中に身を置いて、心解されていく中に生まれる新たな意志や希望 をも感じます。(藤田洋子) 五月の草に寝転んで、五月の空と風と光と一体になる。どこまでも 澄んだ空気の中で満たされていく心。「麗しき五月に」の曲を口ず さみたくなります。(八木孝子) 日常生活では視線は案外低く床や地と平行がせいぜいです。寝転ん で五月の空に遭えばまるで別世界でしょう。そこを「わがもの」と 表現したところが見事。(林 暁兵)
午後、26日京都吟行の航空券を購入。 今日の鑑賞 ■花水木日の水平に暮れやまず/磯部勇吉 季語の無い句であるが、いい季感である。「日の水平に暮れやまず 」は、「日永」、「遅日」と同じ意味を持ち、春と解していいが、 「花水木」があるので、初夏とした。いい季感が詩的な句を生んだ。
午前、書道教室とパソコン教室。 今日の鑑賞 ■神田川戻り神輿の長い影/伊嶋高男 しっかりした句。多くを語っていないが、「戻り」と「長い影」で 、いい抒情となった。 ■ストレスなど無きが如くに五月晴れ/堀佐夜子 少し理屈があるが、「五月晴れ」が読者に気持ちよく伝わってくる 。作者の喜びが素直に伝わってくる。
午後、水煙6月号が納入され、発送の準備。 今日の俳句 ぎしぎしの穂を高く立て風の中 信之 野茨真っ盛り正午のサイレン鳴る 〃 聖五月わが誕生の月なれば
▼水煙ネット事務局掲示板より/高橋正子記 水煙6月号を、今日、昼過ぎ、衣山郵便局から、発送いたしまし た。さわやかなお天気が続いています。ご多忙な中にも、よい日 々をお過ごしのことと思います。今月号も、水煙をお楽しみくだ さい。 今日の俳句 薄暑なる今日の静かに往きすぎる 信之 風薫るそのなかに生きものの匂い 〃 そら豆を茹でて三時の団欒に 〃
今日の鑑賞 ■枇杷青く鈴なりの村子沢山/芦本照代 「鈴なり」と「子沢山」は、やや付き過ぎだが、「枇杷青く」の季 節感がいきいきと働いて、楽しい風景となった。 ■枇杷の実の袋確かな丸み持ち/目見田郁代 収穫が楽しみで、見えないところを見ているのがいい。「確かな」 のは、作者の気持ちであろうとも思う。「心外無仏」という言葉が あるが、すべては、本人次第である。
午前、句美子の担任の十亀先生家庭訪問。 午後、学生の中野君、河野君来宅。インターネットTV局開設準備。
多言語の俳句サイトの更新。
今日の鑑賞 ■太陽も入れて飲乾すビアジョッキ/日野正人 ビル屋上のビアガーデンであろうかと思う。夕陽は沈みかねて、「 ビアジョッキ」を輝かす。句に勢いがある。一日の仕事を終え、そ の後の元気がいい。 ■生かされてある幸せや夏野行く/安丸てつじ 「夏野行く」がいい。明るいのである。前向きである。