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午前9時20分松山空港発のANAで上京。藤沢湘南台の元のマンシ ョンに泊まる。
午後、元の運転で、町田の信岡資生先生宅を訪問。成城大学名誉教 授でドイツ文学が専門。
午後、萬地郎さん運転の車で、茅ヶ崎の登美子さんも同乗し、湘南 海岸をドライブ。藤沢駅近くのの萬地郎さん宅によってご馳走にな る。
午前、東京四季出版を訪ねる。市ヶ谷の自衛隊の近く。 正午の待ち合わせで、在京の誌友、高男さん、暁兵さん、きみ子さ んと銀座・築地吟行。築地の魚河岸でお鮨をご馳走になる。 午後4時、銀座2丁目の東京セントラル美術館での「現代の俳句と 書の世界」展オープニングパーティーに招待されて出席。私の俳句 <赤とんぼ群れる辺りの空気がきれい>が書家後藤俊秋氏によって 揮毫され出品。
午後6時過ぎ帰宅。
午後、タクシーで、湊町の事務所に荷物を運ぶ。 今日の鑑賞 ■足の下川まで涼し200メートル/伊嶋高男 銀座・築地吟行の句である。高男さんの案内で、暁兵さん、きみ子 さんと連れ立って、東京湾河口近くの隅田川沿いにある「聖路加ガ ーデン展望室」に上がる。昨年の深川芭蕉記念館での水煙200号 記念大会では、佃島を川上から眺めたが、今回は川下からの眺め。 隅田川や臨海副都心等の眺望を楽しむ。
午後3時、愛媛ベンチャー会議のセミナーに来賓として出席。学生 の中野洋貴君も出席。 今日の鑑賞 ■梅雨に入る高層階に雲流れ/古田けいじ けいじさんらしい句。詩の世界に遊んで、いい境地である。 ■一斉に百合咲く雨の明るさよ/碇 英一 一つに向っている作者のいい心境が読み取れる。迷いがない。暗さ がない。 ■梅雨真昼空っぽのバス来て停まる/堀佐夜子 「空っぽ」は、意外性のある表現で、「梅雨真昼」を強く印象付け る。梅雨を強く生きる姿勢がいい。
梅津寺吟行。句会は、衣山の自宅マンション。参加者は、哲斉、弘 子、洋子、晃、正人、郁代、絹子、それに正子と私とで9名で、盛 会。 今日の俳句 海青あお記憶の夏と一つになる 信之 青梅の青輝きて地に落ちる 〃 コップにたっぷりのお茶冷えている 〃
洋子さん運転の車で、湊町の事務所に荷物を運ぶ。
午前、自宅マンションで、書道教室とパソコン教室。 午後5時、湊町の事務所で学生の中野、河野両君と打ち合わせ。
午後、湊町の事務所で仕事。
午後、水煙7月号を衣山郵便局から発送。 今日の鑑賞 ■夏蝶の樹々に触れつつ白く舞う/目見田郁代 いい抒情が出ています。美しい抒情です。しかも「樹々」があって 、しっかりした句に仕上げています。 ■新ジャガも土の匂いももらいけり/日野正人 「新ジャガ」がとても美味しそうです。「土の匂い」の感覚が読者 の食欲をそそります。感覚は、現実的なものになります。 ■麦藁帽頑固な父の形あり/音羽和俊 いい句ですね。「麦藁帽」が効きました。「麦藁帽」にある懐かし さです。
今日の鑑賞 ■食卓のサラダの紫蘇は朝日の香/野田ゆたか 素直で明るい句。読み手にも朝の元気を与えてくれる。生活がいい のである。 ■夕焼けの滴り浴びる観覧車/芦本照代 「滴り浴びる」は、写生ではないが、強い実感に支えられ、生き生 きとした句に仕上げた。 ■植えられし早苗は水の中に立つ/碇 英一 「水の中に立つ」のは、当たり前のことだが、それを言い切ること には、勇気がいる。力がいる。当たり前のことが言えない時代なの である。
今日の鑑賞 ■堰超ゆる田水豊かな音に落つ/碇 英一 「音に落つ」がいい。田水の落ちるところが「音に」である。季感 があるが、季語のない句。 ■漬けらるるを待ちて実梅の匂いけり/八木孝子 勇吉さんの<梅の実の陽の色つけて匂いけり>に劣らない佳句で、 下五の「匂いけり」は、全く同じ。作り手の視点の違いが出た。 ■熊に遭い筍採ったと届けられ/守屋光雅 日常をそのまま詠んだもので、口語表現の「採った」が実にリアル な報告となった。怖い話にも少しの笑いがある。俳句である。
午前、自宅での書道・パソコン教室
今日の鑑賞 ■梅雨の海はるか無人の火の島よ/伊嶋高男 写生句だが主情のある句。伊豆の海であろう。「火の島」と「梅雨 の海」との対比がよく、「無人」が効いた。 ■箱いっぱいもらいしスモモ給食に/吉田 晃 学校生活をそのまま俳句にして、いい風景である。学校の内と外と の嬉しい交流が見えてくる。(評:高橋信之)
今日の鑑賞 ■旋盤の鉄くず匂う五月闇/野田ゆたか 大阪の市民生活であろうと思い、生活の強さがある。背景にある「 五月闇」は、季語のいい働きをして、読み手との共通の場を作る。 読み手の読みを軽くする。 ■梅雨休み竹は芯から天に伸ぶ/吉田 晃 「芯から」がこの句のすべてである。生命こそが力であり、自ら伸 びていく力である。 ■夕蛍手にたっぷりの化粧水/平野あや子 涼しげである。さわやかである。「化粧水」がいい。
午前、弘子さん来宅。 午後、水煙8月号を入稿。8月号をホームページで読むことが出来 るように更新。
午後、湊町の事務所で仕事。帰宅は、午後9時前。
午後、湊町の事務所で仕事。 今日の鑑賞 ■白きもの白く乾きて日の盛り/平川康子 <白きもの真っ白に洗い夏来る/阪本登美子>という句があるので、 類句であるが、これも俳句の宿命であろう。類句を恐れては、俳句 が作れない。この句を良しとした。 ■山登る植田は徐々に狭くなり/祝恵子 静かな抒情であるが、淋しくはない。「山登る」作者の内面に張り がある。 ■木々揺らす風軽くなり梅雨晴間/日野正人 軽い句である。「梅雨晴間」の軽やかで、少し弾んだ気分をうまく 詠んだ。
午後3時からの1時間半を弘子さんのメール設定。 <hiroko@suien.ne.jp>を水煙ネットのサーバーに置く。弘子さん とすべてを電話で済ます。 今日の鑑賞 ■冷素麺ほぐす器の氷鳴る/藤田洋子 身近な日常を詠んで明るい。生活に詩を取り入れて明るい。 ■兄弟の同じシャツ着て麦わら帽/平川康子 母親の姿も見えて、あたたかい家族の風景である。「麦わら帽」が リアルで、読み手との共通の場を作る。 ■ひまわりの太き茎立つ保育園/安増惠子 メディアでは子どもたちの不幸が報じられているが、「ひまわり」 のように、明るく、強く育ってもらいたい。 ■日の盛茅輪くぐりに興じたり/林暁兵 「茅輪」をくぐれば、健康になって、何かいいことがありそうで、 わくわくしてきます。 ■暖簾奥中庭向きて夏の下駄/目見田郁代 いいところに目が向いています。涼しげな「暖簾」です。 ■ささやかな幸せここに金魚玉/平野あや子 「幸せ」に大小がなく、生活の身近なところにあるのは、嬉しいこ とです。
今日は月末なので、来月に向けてのホームページを更新。 正子が「第16回俳句研究賞」に応募。未発表俳句50句を郵送す る。 今日の俳句 網戸抜けきて風のパソコンとわれへ 冷房を効かせITのビルなれば 葛餅の餡透くことも団欒に