俳句カレンダー
俳句日記2000年


俳句日記/2001年
高橋信之  nobuyuki@suien.net

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2000年 101112

1日(土)

東京浅草吟行に参加。日出桟橋から浅草まで水上バスに乗って

隅田川を遡上。その後、浅草寺のお参りを済ませ、曉兵さんお

馴染みの「寿司清」二階で句会と懇親会。いいオフ会であった

。掲示板に書き込まれた報告・コメントも今日の集まりをうま

く伝えて嬉しい。



今日の俳句

<隅田川・水上バス>

秋風と船とゆったり大川を 信之

秋空を遠くに川を上る船  〃

浅草の寿司屋の二階貝殻草 〃


2日(日)

午後、元運転の車で箱根。芦ノ湖へドライブ。



今日の俳句

<芦ノ湖>

登り来て秋の高さにある湖 信之

丈低き山の薄の穂を出せる 〃


3日(月)

元運転の車で横浜港・山下公園に寄って羽田空港へ。午後2時

25分羽田空港発で帰松。午後4時帰宅。



今日の俳句

<山下公園・赤い靴の少女>

秋の沖見つめる丸く大きな目 信之

秋雨に濡れし光の赤い靴   〃


4日(火)

今日の鑑賞

■月澄みし一人にひとつの影がありぬ/戸原琴

誰もが「ひとつの影」を持ち、誰もが「ひとつの太陽」を持つ

。この絶対の平等は嬉しい。

■燈篭に触れて棗は濡れている/古田けいじ

「濡れている」のは、夜露と見てよいであろう。いい感覚であ

る。


5日(水)

明日の料理番組収録のための準備で一日が終わる。りんごマヨ

ネーズがうまく出来あがって一安心。レシピのページを作る。



今日の鑑賞

■風吹いて稲穂の重さ知りにけり/脇美代子

目に見えない「重さ」を「風吹いて」見たのである。そこに詩

がある。

■新涼に卵落として白き粥/山野きみ子

「白き粥」は、家族のためのものであろう。身近な生活を詠ん

で、季語「新涼」が生き生きしている。


6日(木)

午前10時30分からの3時間を愛媛朝日テレビの料理番組収

録。洋子さんにアシスタントとして来ていただく。レシピはホ

ームページに書き込む。今日は自宅での録画だが、10月5日

はスタジオ生出演。

水煙10月号が刷り上がる。


7日(金)

午後8時、吉田晃さん、日野正人さん来宅。第11回インター

ネット俳句コンテストの打ち合わせ。私の手料理で懇談。



今日の鑑賞

■虫の音の夜の空気を膨らまし/磯部勇吉

単なる写生でないが、「膨らまし」に実感がある。偽りがない

のである。

■樹の天辺切り払われて秋の空/岩本康子

思い切りがいい。言い残すところのない「秋の空」である。


8日(土)

午前9時、洋子さん運転の車で。11月24日の水煙大会の大

会会場と懇親会会場を下見。松山市堀の内の二乃丸史跡公園内

の「観恒亭」と北欧料理レストラン「惑星」。惑星では、洋子

、正子、そして私の3人で昼食。


9日(日)


10日(月)


11日(火)

午前、ニューヨークのダイアローグポエトリーのサイトに紹介

された水煙ネット主催の「富士山頂俳句リーディング」を「イ

ンターネット俳句センター」のトップページににリンクを貼る。



夜、テレビでニューヨークのテロを知る。第2次世界大戦の後

の東西冷戦、その後の南北対立は充分予想できることだが、避

けることが出来ない。


12日(水)


13日(木)

川柳のホームページを作る。指導者は、水煙ネットの古い同人

の原田否可立さん。


14日(金)


15日(土)

マスメディアが少し落着きを取り戻し、読める報道が出て来た

。米国同時テロの戦争を煽る記事の中で、今朝の朝日の「天声

人語」は、<こんどの悲劇を、イスラム世界と非イスラム世界

とが協調を深めるきっかけにできないか>と。

水煙ネットの活動は、「詩による文明間対話」を願って、この

文明間協調を求めるもので、日本人、日本文化の重要な国際貢

献である。

俳句と詩の朗読会

富士山頂俳句リーディング


16日(日)


17日(月)

今朝の朝日新聞にいい記事があった。松山から全国への発信で

、昨日の「イスラム文化理解懇談会」の紹介は、「米世論”開

戦モード”」と並んでいた。懇談会を開催したのは、米国人で

、大学講師やキリスト教宣教師。



夕食後、珈琲屋に出かけ、原田否可立さんと歓談。


18日(火)


19日(水)

終日、水煙11月号の編集。


20日(木)

午後4時、水煙11月号の編集を終え、入稿。



今朝の朝日新聞から

日本は米国のえんま帳の成績を気にする点取り虫をやめ、今こ

そ国際社会から尊敬される文明戦略を正面から提示すべきであ

る。(板垣雄三・東京大学名誉教授)



今日の俳句

沈むには間がある秋日まん丸に  信之

秋西日部屋の奥へと水平に    〃

もろもろの過ぎ去りゆきて秋高し 〃


21日(金)

午前、水煙11月号のインターネット版作成。



午後、ブルーベリー入りチーズケーキを作る。明日の句会に持

参するつもりだが、出来が良くない。



今日の俳句

虫めがね夜長の文字を引き寄せる 信之

秋彼岸ケーキを焼いている平和  〃

山々を低く押さえて天高し    〃


22日(土)

51番札所の石手寺へ吟行。昼食と句会は、北欧レストラン「

惑星」。晃さんの句集出版のお祝いを兼ね、私の手作りチーズ

ケーキをいただいてもらう。



今日の俳句

秋陽の寺苑踏む乾きし音を踏む 信之

缶蹴りの缶蹴る音の秋高し   〃

秋耕の鍬のきらりとまた下ろす 〃


23日(日)

今朝の朝日新聞から

「ナショナリズムと芸術的創造」についての加藤周一の文は、

いい問題提起であった。松本の「サイトウ・キネン・フェステ

ィバル」を取り上げ、「地域的特殊性から出発して、それを人

間的なるものの普遍性へ向かって乗り超えてゆく運動。それこ

そが芸術である。」と指摘する。私達の俳句は、当に「地域的

特殊性から出発して、人間的なるものの普遍性へ」である。



今日の俳句

秋風の強くわが頬を打ちて去る 信之

秋雲の底を平らにして流る   〃

秋彼岸遠くの旅にいる思い   〃


24日(月)


25日(火)

夕食後、珈琲屋に出かけ、原田否可立さんとその川柳仲間と歓

談。否可立さん選の川柳掲示板が順調。


26日(水)


27日(木)


28日(金)

水煙11月号のゲラが刷り上がる。


29日(土)

今週は、饅頭を作り続けてきた。山芋入りのじょうよ(上用)饅

頭と黒砂糖入りの利休饅頭である。外皮の種の出来がもう一つ

である。


30日(日)

今日の俳句

萩ゆらぎ風吹くことを知らされる  信之

コスモス咲き遠くの嶺のなだらかに 〃

さわやかな山正面に坂上る     〃