俳句カレンダー1999年
俳句日記1999年1月/ 2月/ 3月/ 4月/ 5月/


俳句日記/1999年
高橋信之  suien@shikoku.ne.jp

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30日(水)

午後3時の予約で歯の治療。



受講学生とのメールや学生専用掲示板での交流で忙しくなる。問題と解答

の往復。コメントと添削。


29日(火)

午前、大雨の中を外出。銀行での送金とスーパーでの買い物。


28日(月)

句美子の学期末試験が始まる。



午前、インターネット俳句コンテストの賞状,賞品等を郵送。



午後の2時間の講義。


27日(日)

インターネット俳句コンテストの賞品としての俳句色紙を書く。パソコン生

活の悪影響がもろに出る。終日書き続けても、のびのびとした線が出てこな

い。心ではなく、頭で書いている。見っとも無い字。この状態を克服するに

は、パソコン生活から逃ることか。東京での個展を予定しているが、実現が

危ない。コンピューターとインターネットは、確実に芸術を破壊する。


26日(土)

インターネットをドイツ語教育に本格的に取り入れる。自宅のパソコンと学

生のパソコンとの通信。インターネット通信教育。


25日(金)

昼食を挟んでの4時間の講義。午前の2時間は、鳩崎良一さんに講義をして

もらう。ドイツ語の学習のためのインターネットについて。普通の講義室な

ので、ノート型パソコン、PHS、プロジェクターを使う。鳩崎良一さんは

、東北大学理学部の出身で、インターネットとCD-ROM製作のGFiネッ

トの専務。学生時代に2年間のドイツ留学の経験がある。



今日の俳句

 梅雨の夜の明けゆき玻璃戸青く透く 信之


24日(木)

多言語適応のコードを設定するも問題がおきる。



今日の俳句

 一日を同じテンポの梅雨降れる 信之


23日(水)

午後3時の予約で歯の治療。



今日の俳句

 夏至過ぎし今日の夜の深きものなる 信之


22日(火)

午前、GFiネット専務の鳩崎良一さんから電話。俳句添削講座の入会者2

名の連絡。



正午前、自転車で大学への小さな用事。



午後、西垣通さん(東大教授・情報学)から電話。インターネット俳句セン

ター紹介の件。



今日の俳句

 晴れていて梔子匂う大学に 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 軽やかに散って現れ蛍来る 森 隆博  

  隆博さんの良いところが存分に出ています。いい境地で遊んでいますね。(句評/信之)


21日(月)

午後2時間の講義の後にGFiネットの鳩崎良一さんを訪ねる。



今日の俳句

 白きもの多く梅雨の部屋明るくす 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 見えているところは青田夜も昼も   相原弘子

  青田となるころは、辺りの景色も落ち着いて、本格的な梅雨となります

  。水田の美しさを目の当たりに出来る心楽しさのある俳句と思います。(句評/正子)


20日(日)

正午前、松山中央郵便局から水煙7月号発送。



今日の俳句

 梅雨晴れのよき風吹いて肌を曝す 信之

 

今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 太陽は昼へと移り夏至近し 相原弘子 

  「昼へ」というのは、夜から昼へ、か。真昼、つまり正午へ、か。

  定かでないが、印象の強い句である。(句評/信之)


19日(土)

午前、愛媛情報技術専門学校を訪ねる。



今日の俳句

 鰹一本光りのままを刺身にし 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 笹百合の開花を子らに尋ねおり 大西和章  

  去年、久万の笹百合を見にいきました。今年は、行けそうもありません

  ので、残念です。あのうすいピンクの色は、ささゆりのかおりにふさわ

  しいですね。開花の時期を子どもたちに、尋ねることも、子どもたちと

  の話題の一つ。なんといい話題なのでしょうか。(句評/正子)


18日(金)

昼食を挟んでの4時間の講義。



久しぶりの雨が夜も降り続き、やっと梅雨らしくなる。



今日の俳句

梅雨降る音と少しの風の音を聞く 信之


17日(木)

午前9時の予約で歯の治療。



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 握手して足早に行くパナマ帽 堀佐夜子 

  ユニークで軽いのがよい。なかなか出来ない句です。(句評/信之)

  無声映画のように、とても楽しいですね。でも少し寂しさもあってしみ

  じみと思うところのある俳句だと思いました。(句評/正子)


16日(水)

午後、「俳句の集い/俳句チャット」を、愛媛県産業情報センター/松山市久

米窪田町で開催。パソコンの台数が8台に限られているので、参加者を9名

に絞る。

30数年を正子と続けてきた句会の雰囲気をWWW上に載せることに成功した。

感性のオンライン共同体である。ささやかな感激。



今日の俳句

 夏シャツに風よく通しつつ歩く 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 梅雨晴れの午後に清しき出会いあり 藤田洋子  

  清しき出会いで安心いたしました。もちろん、わたしを含めてのことで

  しょう。今日は、いい風が吹きますね。この調子なら、この夏は、クー

  ラーが要りませんね。(句評/正子) 

  清しき出会いとは、梅雨を吹き飛ばす晴れ間のような、さわやかな午後

  でしょうか。また、お会いしましょう。(句評/哲斉)


15日(火)

午前、泉小校長の吉田晃さんから電話。生徒達の俳句の表彰について。



今日の俳句

 朝日当たれば網戸明るく金色に 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 張り替えて網戸の白く風通る 渡邉道朗

  読者を驚かすといった句ではありませんが、レベルの高いものです。私の

  好きな句です。(信之)


14日(月)

午後2時間の講義。



今日の俳句

 梅雨晴の夜空を星の賑やかに 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 点滴の窓いっぱいの夏の雲 堀佐夜子

  横たわって点滴を受けるベッドの上から、窓いっぱいの夏雲が見える。ゆ

  っくり落ちる点滴とゆっくり動く夏の雲。支えてくれる人のいる生活があ

  るから点滴をゆっくり眺めることが出来るのでしょうか。(古田けいじ)

 妻の声運ぶ手紙やレモン咲く 林 緑丘

  ゆったりとした一時。遠くの友人からの手紙が届いたとの妻の声。手紙の

  主の顔が浮かび、庭のレモンの花と重なった。(古田けいじ)  

 鈴生りの枇杷にかけたる紙袋 大西和章

  熟れてゆく日々が袋の外に感じられます。袋の色の変わりようが、それを

  教えてくれるのでしょう。(相原弘子)


13日(日)

オンライン6月句会の準備と整理で一日が終る。



今日の俳句(オンライン句会)

 母と子の白靴並ぶ玄関に 信之

  母と子に注がれる作者のとてもあたたかい眼差しを感じます。愛情豊か

  な家庭の情景は、読者まで明るくやさしい気持ちにしてくれます。(藤

  田洋子)

  母と子の仲のよい関係が連想され、とてもなごやかな気持ちになりまし

  た。(阪本登美子)

 豆飯の豆よ真ん丸いくつも真ん丸 信之

  最も季節を覚えるご飯ものです。青、青、丸、丸と心が弾みます。楽し

  い食事です。(相原弘子)



今日の鑑賞(オンライン句会より)

 梅雨晴れ間法被男が棒洗う 西野研一

  揺るいでいないのがよい。男の風景である。(信之)


12日(土)

正午の予約で歯の治療。



今日の俳句

 夏服の透明な袋の中に 信之



今日の推奨句(俳句掲示板より)

 ゆっくりと朝日ほほえむ草清水  森 隆博

 見あぐ空花アカシヤの房白く   上出真佐子

 梅雨晴れの運動場の声の波    吉田 晃

 青春の跫ひたと柿若葉         しまやふゆひと

  いい句は、作者の心の動きがあります。作者の感動です。そして、その

  感動を、読み手は読み取ることが出来るか、そこが問題ですね。


11日(金)

大学での4時間の講義。



今日の俳句

 梅雨晴つづく空気がさらさら流れ 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 夏服の子につれられてランチ室  大西和章

  新しい校舎、新しいランチ室。衣替えの夏服も、すべてが新鮮で、明る

  い生徒達の表情が見えてくる。(信之)

 ビル越えて太陽沈む梅雨晴れ間    しまやふゆひと  

  句の構成がよい。作者が体験した時の流れを、読み手にも体験させてく

  れる。(信之)


10日(木)

午後、愛媛情報技術専門学校に出向き、吉川理事長と四国インターネットと

の提携について立ち会う。「インターネット」通信学習の企画が進む。



今日の俳句

 星がきらきら明日も梅雨晴れと思う 信之


9日(水)

水煙7月号初校の校正を済ます。



今日の俳句

 梅雨晴れの空の青より吹く風に 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 初なりのきゅうり四人に分けて盛る 古田けいじ  

 自転車の影の代田に映り行く    渡邉道朗

  情景がはっきりしているので、読み手が迷うこともない。作者の生活が

  しっかりとしていれば、周りが迷うこともない。(信之)


8日(火)

午後2時50分の予約でマッサージ。



愛媛情報技術専門学校での「インターネット」通信学習の企画が出来上がる

。生徒全員が「四国インターネットカレッジ」の講座を受講し、卒業に必要

な単位を認定する。これは、「インターネット」通信学習で大学卒業、とい

う私の構想の実現の第一歩となる。



今日の俳句

 今朝は梅雨晴かっと明るい東窓 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 さくらんぼ種を飛ばして海はるか   林 緑丘   

  海の見える窓から、ちょっと甘いさくらんぼの種をぴゅーっと飛ばした

    。飛ばした向こうに穏やかな海がある。海の向こうの遠い国を思いなが

    ら、飛ばしている緑丘さんが浮かびます。(古田けいじ)


7日(月)

午後の講義。



今日の俳句

 星が出て青い夜空よ梅雨の晴れ 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 畦に座し田植え中断にぎり飯  堀佐夜子

  田植えシーズンの農家のおかみさんは大変だ。田植えもそこそこに食事

  を現場まで運ばねばならない。どろんこ顔での、一家あげての畦道での

  食事の様子が伺える。(野上哲斉)

  田植えの真っ最中。うまい具合に飯時に雨が上がる。きれいに植え揃っ

  た早苗田を眺めながら、おにぎりで昼ご飯。遠くから、早苗田の緑と、

  姉さん被りの白い手ぬぐいのコントラストを想像してしまう。(古田け

  いじ)


6日(日)

愛媛情報技術専門学校のホームページを更新する。不登校と中退関連のリン

クの充実。もうひとつの学校の存在。



今日の俳句

 雨降って風吹いて樹が梅雨の音 信之


5日(土)

正子の勤め先の愛媛情報技術専門学校を訪ねる。生徒は土曜の休みなので施

設と設備の見学。建物は立派だが、教育機器、インターネットの教育設備等

は古い機種。理事長の吉川靖男先生と歓談。



今日の俳句

 塾の窓開けて青葉の風入れる 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 絵筆にも新緑の色重ねおり 大西和章

  絵筆のみどりも、生き生きと輝いていますね。さまざまな色合いのみど

  りを楽しむことのできる季節ですね。(句評/正子)


4日(金)

昼食を挟んでの4時間の講義。



今日の俳句

 マンションの出入りに青葉を潜り 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 衣替教室に花満ちあふれ  山岸忠信

  [自句自解] 私の勤務先は服装が自由なので、各人が工夫し、清楚な服

  装の中にも生き生きとした若者の表情で、教壇に立ったとたんまぶしい

  感じがしました。


3日(木)

四国地方、梅雨入り発表。



今日の俳句

 梅雨入りの風吹くなかの樹の呼吸 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 葛に葛からまり空に立ち上がる  渡邉道朗 

  作者の精神の高まりを感じさせてくれます。(信之) 


2日(水)

午後3時30分の予約で歯の治療。

水煙7月号の原稿をやっと印刷に回す。この遅れは、創刊以来の最悪。



今日の俳句

 揚羽去って黒い残像鮮明に 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 大水車水の重さを音にして   森 隆博

    たどたどしい言葉が却っていい結果を出しています。ユニークなのに浮

  ついたところがなく、真実が伝わってきます。いい句ですね。(信之)


1日(火)

月が新しくなったので、早朝からホームページの更新。



今日の俳句

 うぐいす啼きその存在の確かなる 信之



今日の鑑賞(俳句掲示板より)

 夏来る朱髪軍団街を行く  しまやふゆひと    

   「朱髪」は、若者のささやかな挑戦ですが、作者も俳句で挑戦。軽いの

  がよい。平明なのがよい。(信之)


俳句雑誌水煙のページ